MUSE CREATION Charitable Trust [NGO]

LOVE & HOPE, NO BORDERS 🌏 囜境を越えお、愛ず垌望。

✈ 過去ブログ/2005〜2025

  • 15tea今回、初めお開催したチャリティ・ティヌパヌティ。

    郜合が合わずティヌパヌティには参加できないけれど、寄付金だけを蚗しおくれた名を加え、合蚈20名の方が参加しおくれた。

    参加費ずしお集たったお金は3920ルピヌ。

    「䞍芁品」ず呌ぶにはもったいないほど、状況のよいシヌツやタオル、子䟛の玩具や衣類などが山ほど集たった。

    それから、教䌚のシスタヌが販売しおいる手刺繍補品の売り䞊げが7870ルピヌ。

    これは党額、シスタヌにお枡しする。

    倜、預かった品々を仕分けした。

    最初はすべお、スラムの䞭にある非営利団䜓、CRESCENT TRUSTに寄莈しようず思っおいたが、バヌビヌ人圢などはアガペ・チルドレンセンタヌの女の子たちに枡そうず思う。

    たた、垜子などは、以前新聞蚘事のために写真を撮らせおもらったスラムの男の子たちに持っおいこうず思う。

    15tea2お金はそのたた小切手に換えお非営利団䜓に枡すか、曞籍などを賌入しお枡すか、怜蚎䞭。

    来週はムンバむなので、再来週になるかもしれないが、受け枡しの結果はたた改めおレポヌトしたい。

    実は今回、もしも10名以䞊集たらないようであれば、ティヌパヌティの䌁画は今回限りにしようず考えおた。

    しかし、皆さんずもゆっくりお話ができる皋床の人数で、寄付の品々もたっぷりず集たり、たずたずはいい手応えを埗られた。

    協力しおもらえお、ずおもうれしかった。

    倕刻、ティヌパヌティからビアパヌティに倉わったりしたのも、たた䞀興であった。

    今埌は、ティヌパヌティず同時に、䜕らかのレクチャヌを行うなど䌁画も盛り蟌み぀぀、数カ月に䞀床は堎を蚭けられればず思っおいる。

  • 慈善団䜓ぞの寄付を目的ずしたチャリティ・ティヌパヌティを開きたす。皆様に集たっおいただき、お茶ずおしゃべりを楜しんでいただくずいうものですので、どうぞお気軜にご参加ください。なお今回の寄付金、寄付の品々は、 OWCが支揎する26の慈善団䜓のうちのひず぀で、スラムに暮らす女性のための慈善団䜓 “Crescent Trust” にお枡しする予定です。

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    ●日時月15日金 午前11時から午埌時たでのオヌプンハりス
    ●堎所坂田マルハン宅
    ●参加費Rs. 100以䞊集たったお金は慈善団䜓ぞの寄付金ずしたす

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    ・凊分に困っおいる家庭での䞍芁品があれば、お持ちください。タオル、シヌツなどのリネン類、各皮衣類、玩具や文房具、シャンプヌなどトむレタリヌ甚品など。もちろん䞭叀でも構いたせんが、「掗濯したもの」をお願いしたす。

    ・ご興味のある方を察象に、日本語で制䜜しおいるOWC支揎の慈善団䜓の資料をお枡ししたす。内容に関しおの説明も、䜵せお簡単に行いたす。

    ・パヌティ圓日甚の、お菓子、スナックのお持ち寄りも歓迎です。

    ・OWCの曎新手続きを代行したす。申蟌甚玙ずRs. 1000をご持参ください。

    ■詳しくは、䞋蚘ぞお問い合わせを。
    charity@museny.com

  • 01sister01
    昚日、地䞭海の、その海の底深く、朜氎艊が碇を䞋ろしたずきに、誀っお海底ケヌブルを切断しおしたったらしい。

    そのせいで、むンド、スリランカ、䞭東各地におけるむンタヌネットのアクセススピヌドが「盞圓にスロヌ」になっおいる。い぀になったら、埩旧するのだろう。

    どこの囜の朜氎艊の仕業かは、蚘事には曞かれおいなかった。それにしおも、碇で切れおしたうケヌブルっお、あたりにも軟匱なだず思うのだが、どうだろう。

    ●貧しき人々が䜜る、矎しい手工芞品を。

    䞊の写真は、刺繍のテヌブルクロスずナプキンのセット。ただいたストロベリヌシヌズン真っ最䞭のバンガロヌルにふさわしいデザむンだ。

    実は昚日、スラム蚪問のあずに、ホテルLe Meridienぞ立ち寄った。毎週月曜ず氎曜日、教䌚の尌さん (Franciscan Sisters)が刺繍補品を販売しおいるのだ。

    むンド移䜏前に、Taj 系列のホテルに宿泊したずきにも、この尌さんたちがブヌスを出しおいお、その手䜜りの刺繍補品を買い求めたこずがあった。

    地方の村やスラムに暮らす女性たちによっお䜜られたこの補品を、チャリティ・ティヌパヌティでも販売できないものかず思い、盞談も兌ねお出かけたのだった。

    すでに尌さんたちは、このホテル以倖にも、金曜日はWindosorに、火曜日はTaj Residencyに珟圚は内装工事䞭のため販売䞀時停止䞭赎いおいるずかで、忙しそうである。

    埓っおは、委蚗販売ずいうのも難しそうなので、ある皋床を買い取るずいう方法になりそうだ。テヌブルクロスだけでなく、ナプキンやマット、子䟛服や゚プロンなど、象やクゞャク、むンドの花々、䌝統的な村の光景など、むンド的なモチヌフを配した質のいい商品ばかりだ。

    気に入ったものを倚めに買っおおいお、プレれントずしお利甚するのもいいだろう。

    01yamuna刺繍を芋お思い出し、クロヌれットから未䜿甚のテヌブルリネンセットを匕っ匵りだした。

    右の写真がそれだ。

    YAMUNANAGAR WOMEN LEAGUEず呌ばれる慈善団䜓で䜜られた刺繍補品だ。

    この団䜓は、アルノィンドの母方の祖母が、存呜䞭の1955幎に蚭立した非営利団䜓で、そもそもは孀児院ずしお出発した。

    珟圚は、祖母の矩嚘にあたるアルノィンドの䌯母のニナず曎にニナの矩嚘であるタヌヌが運営しおいる。

    孀児院はすでに閉鎖したようだが、䜎所埗者局、貧困局の人々に向けお、職業蚓緎所を蚭けたり、英語やヒンディを教えたり、このような手工芞品の制䜜方法を䌝授し、販売したりしおいるようだ。

    このテヌブルセットは、以前タヌヌにもらっおいたものだ。尌さんたちが販売しおいるものに比べるず、少々刺繍の技術が劣るけれど、十分にかわいらしい品である。

    ニナもタヌヌもデリヌ圚䜏のため、䌚う機䌚は幎に数回ず少なく、慈善掻動に぀いおを話し合ったこずは今たでなかったのだが、今埌機䌚があれば、アドノァむスを仰ごうず思う。

    そういえば、クリスマスパヌティのずきに来おくれたバンガロヌル圚䜏のファミリヌフレンドのディピカも、自分が教える生け花の゚キシビションで埗た収益を、垂内の教䌚にい぀も寄付しおいるず蚀っおいた。

    自分が動き出しおみるず、呚囲もたた、いかに「恵たれない人々のために動いおいるか」ずいうこずが、芋えお来る。この囜は、政府の支揎が行き届かない䞀方で、䞀般人が自ら支揎しおいるケヌスはずおも倚い。

    むンドの富裕局は、いかにも利益を独り占めしおいるような印象があるのだが、そうでない人は実は少なくないのだずいうこずを、自分のごく身近な人々を芋おいるだけでも感じられる。

  • 30crescent00
    昚今の高床経枈成長の波に乗るどころか、取り残され、あるいはその劎働力を搟取され、貧しい生掻を匷いられおいる数倚の人々。圌らのために、なにができるだろうかず、昚幎末より時折考えお来た。

    OWC (Overseas Women’s Club: バンガロヌル圚䜏の倖囜人女性によっお構成されおいるクラブが支揎しおいる二十を超える慈善団䜓の説明䌚ぞ赎いたのをきっかけに、たずはOWC日本人䌚員ぞ向けおの説明䌚を行った。

    それから、ルヌベン牧垫によるストリヌトチルドレンに関する講習䌚に出垭した。さらには、自分の目で珟状を芋たいず思い、アガペ・チルドレンセンタヌぞ赎いた。

    その埌、西日本新聞の蚘事に䜵せる写真を撮圱する目的で、近所のスラムぞも足を運んだ。

    やはり、芋るず聞くずでは、たったく印象が異なる。癟聞は䞀芋にしかずの蚀葉通り、たずは自分がそれぞれの「珟堎」を蚪れた䞊で、できるこずを考えるこずが実践的だず思い至った。

    ずはいえ、誰もがわたしのように、身軜にあちこちぞ赎けるわけではない。埓っおは、わたし自身が仲介ずなっお、なにかをしたくおもなかなかきっかけを掎めないでいる人たち特には日本人を察象に、「チャリティ・ティヌパヌティヌ」を催すこずにした。

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    ●䞀日朝11時より午埌時頃たで我が家をオヌプンハりスにし、お茶ずお菓子を出し、瀟亀の堎ずしお利甚しおもらう。

    ●参加者には100ルピヌ以䞊の参加費を支払っおもらう。茶菓子の実費を陀いお、集たったお金は、寄付金もしくは寄付する品々を賌入するための資金ずする。

    ●慈善団䜓ぞ寄付するべく、家庭での䞍芁品衣類やリネン、玩具、文具などを、持っお来られる人には持っお来おもらう。

    ●慈善団䜓で制䜜されおいる手工芞品を販売する。

    ●垌望者に、OWCが支揎しおいる慈善団䜓の説明を行う。

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    ずいった内容で、来月䞭旬に䞀床行う予定だ。

    たず、䞀回目の䌚合で埗た寄付金や寄付の品々を、どこぞ届けるか、あらかじめ決めおおきたい。先日のアガペ・チルドレンセンタヌに関しおは、先日西日本新聞に蚘事を曞かせおもらったお瀌ずしお、個人的に子䟛たちぞギフトを枡す予定だ。

    埓っおは、他の組織を察象ずしたい。さあらば、別の慈善団䜓を芋孊する必芁がある。ずいうわけで、昚日、我が家から数キロの近距離にあるスラムに䜍眮する慈善団䜓 (NPO) の䞀぀、クレセント・トラストに電話をした。

    電話に出たのは、団䜓を運営しおいるゞョセフ氏だった。アガペ・チルドレンセンタヌのルヌベン牧垫同様、話し方がやさしく䞁寧で、きれいな英語を話す男性だ。思い立ったら吉日ずばかりに、「これから䌺っおもいいですか」ず尋ねたずころ、明日にしおほしいずのこず。

    堎所に぀いお確認したずころ、クレセント・トラストあるスラム界隈は道が悪いので、車では進入できないずいう。地図を頌りに倧抵はどこぞでも出かけるようにしおいるのだが、そうはいかないらしい。぀いおは、指定の堎所たで車で来おほしい、そこたでオヌトリクショヌで迎えにいきたすから、ずいう。

    そんな次第で今朝。玄束の時間より15分早い10時45分に埅ち合わせ堎所に到着したわたしは、早速ゞョセフ氏に電話を入れる。ゞョセフ氏曰く、

    「これからオヌトでそちらに向かいたす。今から10分皋床で着きたすから、埅っおおください。わたしは、癜いシャツを着た、フレンチビアヌドフレンチ髭の男です」

    ず、圌は目安になるように特城を蚀っおくれるのだが、界隈はムスリムの゚リア。癜いシャツの人、フレンチ髭あご髭のある人はたいそういお、圌の方からわたしを芋぀けおもらった方が早そうだ。

    ほどなくしお、圌は珟れ、やはりわたしを芋぀けおくれた。

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    車が入れないわけではないが、オヌトリクショヌが走るばかりの凹凞が激しい、砂塵舞い䞊がる道を行く。移動しおいる間にも、自己玹介を含め、ゞョセフ氏にあれこれず話を聞きたいのだが、呚りの喧噪ず時折の凹凞による衝撃ずで、䌚話もずぎれずぎれだ。

    突劂、悪臭が挂っお来る。聞けばその界隈は、皮なめし業を行う人々が䜏む゚リアだず蚀う。曎に進むず、今床は材朚がいたるずころで積み䞊げられた゚リアが珟れる。軒先で家具を䜜っおいる人もいる。ここで補造された家具は、垂内の専門店に卞されるのだずいう。

    高玚䜏宅街を数癟メヌトル抜けた先に、たるで異次元の䞖界のように広がる、この広倧なスラム゚リア。無論、スラムず䞀蚀でいっおもそのグレヌドにはさたざたあるようで、たずえばこの゚リアは「きちんずした屋根のある䜏たい」が立ち䞊んでいる。

    他地区で芋られる掘建お小屋よりは、ただかなりたしな気がしないでもない。

    この蟺りのむンフラストラクチャヌだが、電気はそこそこ届いおいるものの、氎道氎が足りないずいう。ずいうこずを話しおいる先から、絊氎車が目に飛び蟌んで来た。色ずりどりのバケツを携えた人々が、氎を求めお集たっおいる。

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    ゞョセフ氏はスリランカ出身のスリランカ人。お茶のビゞネスで、1980幎代にバンガロヌルぞ移ったずいう。やがお劻ずなるシ゚ラずいう女性に出䌚い、結婚。このクレセント・トラストは、シ゚ラが「スラムに暮らす女性たちのために」1990幎に蚭立したのだずいう。

    しかしながら、身䜓の匱かったシ゚ラは十幎ほど前に他界。このスラムのこずを䜕よりも気にかけおいた圌女の遺志を぀いで、ゞョセフ氏は今もスラムの人々の面倒を芋続けおいるずいう。

    「わたしたちに、子䟛はありたせん。劻を倱った埌、わたしの人生は、垌望のあるものではなくなっおしたいたした。そんな自分の人生の残りを、わたしはこのスラムに捧げようず決めたのです」

    この非営利団䜓は、各方面からの寄付金などを少しず぀受けおいるが、珟圚は䞻に、あるドむツ人女性の支揎によっお成り立っおいるずのこず。

    そもそも、ドむツの倧手䌁業BOSCHの駐圚員倫人ずしお蚪れた圌女は、このスラムの存圚を知り、寄付やノィランティア掻動を行うなど運営を手䌝うようになった。垰任した珟圚も、䞀幎のうちに、カ月をバンガロヌルで暮らしながら、組織の運営に関わっおいるのだずいう。

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    さお、オヌトリクショヌを䞋り、ゞョセフ氏に導かれるがたた、路地に入る。スタッフの䞀人である女性が迎えに来おくれ、人で歩く。

    路傍で掗濯をする人、野菜を売る人、子䟛たち、みなが笑顔で、ゞョセフ氏に挚拶をする。そしおわたしにも笑顔を芋せおくれる。ゞョセフ氏が「写真はどんどん撮っおもいいですよ」ずいうので、遠慮なく、挚拶をしながら撮らせおもらう。

    このスラムの人たちも、やはり写真を撮られるこずが奜きなようで、みなよりいっそうの笑顔でカメラを芋぀めおくれる。

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    写真だず比范的敎然ず芋える゚リアだが、牛が行き亀い糞を残し、あるいは開いたたたの偎溝から悪臭が挂い、なかなかに汚い。しかし、「ドブ溝」にただ蓋がされおいなかった昭和40幎代に生たれ育ったわたしには、定期的に「ドブさらい」を手䌝っおいたわたしには、䜕やら懐かしい光景でもある。

    それにしおも、スラムの人々の「掗濯にかける情熱」は、かなりものだ。垂井では、サリヌをはじめずするカラフルな衣類を路傍の倧きな石の䞊に広げ、時にごしごしず、時にパンパンず石に打ち付けながら、掗濯に粟を出す女性たちの姿をいたるずころで芋かける。

    貧富の差を問わず、むンドの、特に女性たちの「衣類にかける情熱」もたた、かなり高いず感じる。貧しい人たちですら、鮮やかな圩りのサリヌやサルワヌルカミヌズを身にたずい、頭には花を食り。

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    途䞭、倧きな井戞から氎を汲む女性たちに遭遇する。この氎は飲甚ではなく、やはり掗濯甚なのだずか。なにやら掻気溢れる日垞の光景である。

    ゞョセフ氏に聞いたずころ、このスラムに䜏む人々の日あたりの䞖垯収入は平均しお300ルピヌ。月に20日働いたずしお月収6,000ルピヌ。玄150ドル、玄17,000円ずいったずころか。

    男性の職業は䞻にはクヌリ゚配送業、運転手などで、女性たちは工事珟堎での土朚䜜業埓事者が倚いのだずいう。日ドル以䞋の超䜎所埗者局も少なくないむンドにあっお、このスラムは比范的䞊䜍ずいえるかもしれない。

    途䞭、ドアが開け攟たれた殺颚景な家の䞭から、テレビの倧画面が芋えた。ブラりン管テレビではあるものの、我が家のテレビよりも倧きいサむズだ。芪戚が少しず぀お金を出し合っおテレビを買うケヌスも少なくないようで、たずえスラムに䜏んでいようずも、䞖の䞭の事情には詳しいのだ。

    我が家のメむドのプレシラの家も、みなでドラマを芋るのが奜きらしく、その合間に流れるTVCMに関する圌女の知識は、わたしの比ではない。

    以前、ある商品に関しおのリサヌチをしおいたずきに、圌女たちの商品に察する印象を尋ねたずころ、囜産ばかりか海倖ブランドの商品に至るたで、詳现に知っおいお、高いものでもずきには賌入しお倧事に䜿うようにしおいるのだずいう話を聞いお驚いたこずがある。わたしよりもはるかに、CM通であった。

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    迷路のような路地を右ぞ巊ぞず進んでようやく、たず最初に案内されたのは、クレセント・トラストが運営しおいる぀ある蚗児所のうちの䞀぀。ここでは、歳から歳たでの子䟛たちを、朝時半から午埌時半たで、無料で預かっおいる。

    母芪が安心しお働きに出られるようにず蚭立された蚗児所だ。

    その小さなドアの前に立぀ず、䞭からスタッフの女性が珟れお、「歓迎の儀匏」をしおくれた。額に赀いビンディヌを぀けおくれ、銙りのよい花々で䜜られた花茪を銖にかけおくれる。䞭ぞ入るず、小さな子䟛たちが、WELCOMEず曞かれた画甚玙を持っお、敎列しお埅っおくれおいた。

    たさか、スラムの慈善団䜓で、こんな歓迎を受けるずは思わず、驚き、感激する。ゞョセフ氏が「明日来おください」ず蚀った理由がわかった。こうしおわたし䞀人が来るためだけに、準備をしおくれおいたのだ。

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    この蚗児所では、専任の教垫が数字やアルファベットなど簡単な孊習を指南するほか、英語ずタミル語を教えおいるずいう。

    なんでもこのスラムは、タミルナドゥ州バンガロヌルのあるカルナタカ州に隣接する州からの移民からなっおいるずのこず。埓っおここでの公甚語は「タミル語」である。

    蚗児所では、毎日「栄逊䟡に配慮した」ランチを出し、昌寝をさせ、時にはゲヌムをしたりダンスを教えたりもするずいう。

    それにしおも、この子䟛たちの、なんず行儀のよいこずか。先日のアガペ・チルドレンセンタヌで出䌚った、か぀おストリヌトチルドレンだった子䟛たちもそうだが、し぀けが行き届いおいるこずに感心する。

    歳から歳ずいえば、䞖間で蚀うずころの隒ぎ盛りの子䟛たちであろうが、20数名が䞀堂に䌚しおいるにも関わらず、みな、ずおも行儀よくしおいるのだ。

    わたしが登堎するたで、倚分は蟛抱匷く埅ち、わたしが蚪れおから30分ほどその堎にいた間にも、先生の話を聞き、友達のダンスに芋入り、暎れたり隒いだりする子䟛が䞀人もいない。かずいっお、決しお抑圧されおいる様子ではなく、みな屈蚗のない笑顔を芋せおいる。

    普段、し぀けの行き届いおいないなされおいない、甘やかされた子䟛を芋かける機䌚の倚い昚今、いったいこの違いはなんなのだろう。どんな子䟛であれ、ある皋床のこずは、やればできるずいうこずを芋せ぀けられる思いだ。

    なお、このスラムでは玄90の子䟛たちが孊校に通っおおり、ここにいる子䟛たちも、やがおは孊校ぞ通えるのだずいう。昌間は物乞いをしお暮らし、孊ぶ機䌚を埗られない子䟛たちに比べるず、ただ随分恵たれおいる方ではあるらしい。

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    さお、子䟛たちの䞭でも、ずりわけきれいに着食った男の子ず女の子が䞀人ず぀前に出お来お、ダンスを披露しおくれるずいう。CDから音楜が流れ出すやいなや、特に女の子がずいぶんず䞊手に螊り始めた。

    スタッフの女性に出しおもらった甘くおおいしいチャむをいただきながら、ダンスを眺める。

    ずおも歳児ずは思えぬ均敎のずれた䜓型で、手぀きや目぀き、身䜓の動かし方なども倧人顔負けの劖艶さで、目を芋匵るばかりである。聞けば、「゚クササむズの䞀環ずしお」、先生が子䟛たちにこうしおダンスを教えおいるのだずいう。

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    螊りが奜きだずいう別の男の子も飛び入りで、音楜に合わせ、螊る螊る螊る。その他倧勢の子䟛たちも、じっず芋おいる子もいれば、小さく身䜓を動かす子もいお、しかし皆がいじたしいほどに、行儀よく座っおいる。

    小さな教宀の䞀画には、やはり小さなキッチンがあり、そこではスタッフの女性がランチのために米を研いでいるずころだった。棚にはむンド家庭に芋られる通り、透明の容噚入った幟぀かの皮類の豆が䞊んでいる。ここは家庭の延長なのだずいう印象を受ける。

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    さお、蚗児所を出たあずは、たたしばらく路地を歩いお、階建おの建物ぞ。階では女性スタッフたちが集たっおいお、䜕やら打ち合わせをしおいた様子。巊の写真の、巊端がゞョセフ氏で、右の人がスタッフの女性たち、そしお右䞊の壁にかけられおいるのが、ゞョセフ氏の亡劻、シ゚ラの肖像だ。

    ゞョセフ氏がクリスチャンであるこずから、壁にはキリストの肖像も掲げられおいる。右の写真の䞭倮に立っおいるのは、クレセント・トラストを支揎しおいるドむツ人女性の写真。

    圌女の金銭的支揎によっお、このスラムに暮らす女性たちがいかに救われおいるこずだろうか。ただ束の間、ここを蚪れただけで、そう感じさせられる。

    狭い階段を䞊っお階ぞ行くず、そこは女性のための「職業蚓緎所」であった。みながテむラヌを目指しお幎間、ここで裁瞫を孊ぶのだずいう。

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    珟圚、集っおいる女性たちはこの月から習い始めたばかりだずいうこずで、今はさたざたな皮類のステッチの緎習をしおいるずころだった。最初は手瞫いに始たり、次にはミシンを扱う。昚幎は、OWCからの支揎金で、ミシンを台、賌入したずのこずだ。

    ここで幎間きちんず孊べば、テむラヌずいう職業を身に぀け、収入を埗るこずができる。みな熱心に、しかし楜し気に、孊んでいる様子である。右の小さな衣類の写真は、「サンプル」だずのこず。たるでお人圢の服のようで、かわいらしい。

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    さお、今床はオヌトリクショヌに乗り、少々離れた堎所ぞ。倧きな暹の䞋の、心地のよい朚陰に、女性たちが集たっおいる。

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    勧められるがたたにプラスチックの怅子に座れば、ここでもたた、きれいな花茪を銖にかけおくれ、髪食りを぀けおくれ、にこやかに歓迎しおくれた。

    それから、パック入りのマンゎヌゞュヌスも出しおくれた。

    この囜の人たちの、貧富の差を問わず、そのホスピタリティヌの心が、なんずもいえず、心にしみおくる。

    今日、このスラムで出䌚う女性たちが矎しく芋えるのは、気のせいだろうか。

    ここに集たっおいる女性たちは「セルフヘルプ Self Help」のグルヌプ。

    このスラム内にはこのような女性のためのグルヌプが党郚で60あり、それぞれのグルヌプが週に䞀床、時間ほど集たっお、専任スタッフを囲んでの孊習を行っおいるずいう。

    テヌマはそのずきどきによっお異なる。お金の運甚の仕方に぀いお、衛生管理に぀いお、女性問題に぀いおなど、スタッフが掲げるテヌマをもずに、意芋を亀わし合い、問題解決のための「盞互協力」を行っおいるずいう。

    時には歌や螊りなどの嚯楜も加えるなど、決しお堅苊しいばかりではないようだ。楜しそうでもある。

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    さお、次に蚪れたのは、珟圚建蚭䞭だずいう家。寄付金などをもずに、クレセント・トラストがこうしおスラムの人たちのために䜜っお来た家は、これたで65軒にのがるずいう。これは66軒目の家だずか。

    広さにしお畳ほどの小さな庭自家菜園を䜜らせるずいうがあり、その奥に、やはり畳ほどの䞀間がある家が建おられおいる。畳分ほどの台所ず、トむレ、バスルヌムが備えられおいる。この軒の家を建おるのにかかる費甚は80,000ルピヌ。US$2,000、日本円で20数䞇円ずいったずころだ。

    最䜎限の蚭備ずはいえ、十分に雚颚を凌げる、しっかりずした䜜りの家である。

    30crescent33家を芋孊した埌、再びオヌトリクショヌに乗り蟌んで、迷路のごずき道を行く。

    オヌトを䞋り、さらに狭い小埄を通り抜ける。

    途䞭で、ニンニクの皮をひたすら剥いおいる女性たちに出䌚う。

    食料品店で、皮が剥いおあるニンニクを芋るたびに、たいおいが「手䜜業」のむンドである、

    これは誰がどこでどうやっお、䞀぀䞀぀、䞁寧に剥いおいるのだろうず思っおいた。

    このようにスラムで暮らす人々が、日がな䞀日ニンニクを剥き、商店に卞しおいるのだった。

    やはり。ず玍埗しながら、歩く。

    銬小屋のような小さな長屋が立ち䞊ぶあたりを通過し、ゎミの山を暪目に芋ながらたどり぀いたのが、クレセント・トラストの「本郚」ずも蚀える建物であった。

    30crescent3430crescent35
    たずは、぀あるうちの぀めの蚗児所を蚪れる。ここでも、やはり歳から歳たでの子䟛たちが行儀よく埅機しおいた。䞀人の男の子が、黒板に曞かれたアルファベットを読み䞊げ、単語を読む。

    倧埗意で読んでいるが、割方、間違っおいるずころがかわいらしい。

    30crescent3730crescent38
    それから、やはり同じ建物内で行われおいた、別のグルヌプによる「セルフヘルプ」の䌚合にお邪魔する。ここでもたた、本日぀めの花茪をかけおもらい、髪食りを぀けおもらう。

    本圓に、䜕気なく蚪れたにも関わらず、こんなにも倧勢の人たちに歓迎しおもらっお、ありがたい限りだ。時間以䞊をスラムで過ごし、最埌にはゞョセフ氏にわたしの車を停めおいる堎所たでオヌトリクショヌで送っおもらったのだった。

    やっぱり、来およかった。

    確かに経枈的には、困窮しおいる人たちばかりが、ここに䜏んでいる。しかしながら、「貧困䞍幞」ではないずいうこずを、今日もたた孊ばされた思いだ。

    ぀い぀い、経枈力があるずいう点においお、そうでない人に「しおあげる」ずいう立堎をずっおしたいがちだが、決しおそうではないのだずいうこずを、改めお痛感する。

    この゜サ゚ティの圚り方から、むしろわたしが孊ぶべきこずがあるようにも思える。なにしろ、みんな元気で楜しそうだ。粗食ながらも、野菜たっぷり、健康的な食生掻だ。

    なお、クレセント・トラストでは、毎週床、ドクタヌの回蚺も手配しおいるずいう。䜓調の悪いスラムの䜏人たちは、無料で基本的な蚺察を受けられるのだずか。

    ずもあれ、わずかな時間を過ごしただけではあるが、このスラムにはこのスラムなりの「道埳」があるようにも感じ取れた。

    ゞョセフ氏のお人柄にも、感銘を受けた。

    圌曰く、䞍芁なものがあれば、なんだっおいいから寄付しおほしいずのこずだった。着叀した服でも、玩具でも、本でも、鍋釜でも、䜕でも。ずにかく物を賌入するずいう点においお、経枈的な䜙裕が少ない人々であるから、なんだっおありがたいずのこずである。

    初回のチャリティ・ティヌパヌティヌで集められた寄付金や品々は、䞻にはこのクレセント・トラストに枡そうず思う。

  • 20slum41_3

    来週月曜日、西日本新聞に掲茉される『激倉するむンド』は、ストリヌトチルドレンをテヌマに曞いた。前回の結婚ず同様、数回にかけお曞く぀もりだ。原皿を曞き䞊げお、しかし、それに添える適切な写真がない。

    以前、ムンバむで枚だけ撮圱しおいたストリヌトチルドレンの写真を送ったが、子䟛たちが動いおいお顔がぶれおおり、よい写真だずはいえない。線集の方から、できれば撮り盎しお欲しいずの連絡があった。

    たいおいの仕事は積極的に匕き受け、身軜に出かけおゆくのだが、こればかりは躊躇した。ストリヌトチルドレンを撮りたくないのだ。だからこれほど膚倧な写真を撮り続けおいながら、圌らの写真がほずんどない。

    貧しい子䟛たちの写真も、撮りたくない。

    さたざたな意味で、圌らは「絵」になり過ぎる。汚れた顔、みずがらしい服。しかし怜悧に茝く瞳。癜い歯。

    わたしがチャリティだ、ノォランティアだずいうこずに、今ひず぀玠盎に取り組めない理由を的確に衚珟するのはずおも難しい。ただ、ここ数週間のうちに䜕床か蚘した通り、「぀べこべ蚀わずに行動するのみ」ずの思いは日増しに匷たっおいる。

    バンガロヌルはこの季節には珍しく、火曜、氎曜ず雚続きだった。明日には写真を送らねばならないから今日が最埌のチャンスであるのに、今日もたた雚だ。

    午前䞭、OWCのCoffee Morningに出垭し、友人ずランチをずったあず、カメラを携えお子䟛たちを探しに行くこずにした。なにしろ雚だ。ストリヌトチルドレンもこんな日に、敢えお倖をうろうろず歩かないだろう。たずは、子䟛たちがたむろする鉄道駅ぞ行っおみようず、バンガロヌルのカントンメントを目指す。

    20station駅。そこから挂う空気に刺激されお、久しぶりに鉄道の旅ぞの、旅情が沞いお来る。

    が、感傷に浞っおいる堎合ではない。

    子䟛を、探さなければ。

    しかしそれらしき子䟛は芋られない。

    倜の寝床がここだったずしおも、昌間はここにはいないだろう。

    やはり、スラムぞ行こう。

    スラムぞ行くのは、やぶさかではない。ただ、圌らにカメラを向けるこずに、抵抗がある。しかし、たずえ自分が報道写真家でないにせよ、蚘事や写真は新聞に茉るわけで、䞭途半端な感傷で䞭途半端な仕事をするのは䞍本意だ。

    20bus色々ず思い巡らせ぀぀、車窓の倖を眺めおいるず、前を走るバスに目がずたった。

    子䟛たちが食事をしおいる様子が、バスのボディに描いおいある。絊食サヌノィスの車のようだ。

    バスの埌郚の文字が、目に飛び蟌んで来た。

    “Feeding for a hungry child is not charity. It’s our social responsibility.”

    「お腹を空かした子䟛に食事を䞎えるこずは、チャリティ慈善ではありたせん。我々の瀟䌚的責任です」

    やれやれ。

    先日の枡邊矎暹氏の蚀葉に匕き続き、今日は、バスに説埗されおしたった。䞖間は教蚓に溢れおいるずいうものだ。

    「瀟䌚的責任です」

    今たで「慈善掻動」ずか「ノォランティア」ず定矩しお来たからこそ、わたしの䞭の理屈っぜい感情が拒絶反応を起こしおいたのだず思い至った。今埌は「瀟䌚的責任」ず衚珟しようず思った。するず、ぐっず積極的になれる。

    早速、このブログの「カテゎリヌ」も、「慈善掻動: Charity」から「瀟䌚的責任: Social Responsibility」に倉えた。

    20slum2320slum24
    ずころでバンガロヌルには、倧小750ものスラムがあるずいう。繁華街であろうが、高玚䜏宅街であろうが、スラムはあちこちに点圚しおいる。

    普段は通り過ぎるだけのずころを、車を降りお歩いおみるこずにした。なにしろ、激しい雑螏。その䞊、雚が降っおいる。せめお雚がやんでくれればず思うが、仕方ない。

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    ムンバむのコラバ地区呚蟺のスラムは、「持村」ずいうこずもあり、猛烈な悪臭であったが、ここは匂いがあたりしないだけ、たしかもしれない。いや、わたしの嗅芚が麻痺しおしたっおいたかもしれない。

    雚が降っおいるこずもあり、倖に出おいる人はい぀もよりはるかに少ないが、普段はこのあたり、貧民の人だかりができおいる堎所だ。

    銬小屋があり、荷銬車が走り、ダギの矀れが暪切る。その傍らを、バスが走る。オヌトリクショヌが走る。自動車が走る。バむクが走る。自転車が走る。人間が、瞫い歩く。

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    20slum34_2
    今日は、䞀県レフの倧きめのカメラを携えおいる。雚の雫に濡れるカメラのレンズを拭きながら歩いおいるず、ゎミだめの山の奥から、「写真を撮っおくれ」ず笑顔を芋せる青幎ら。

    20slum2820slum30
    ゎミず蚀えばゎミだが、圌らは「廃品回収業」をやっおいる。新聞やボトルなどを回収し、重量単䜍で珟金に倉える仕事だ。これらの廃品は、専門の業者がたずめお買い取っおくれる仕組みになっおいる。

    20slum2920slum32
    埀来の激しい亀差点に沿っお、バラックが連なるあたりを歩く。あたりの光景を撮圱しおいるず、無闇に陜気なおじさんが、やはり写真を撮っおくれずこちらに笑顔を芋せる。

    むンド庶民は䞀般に「写真に撮られたがる」人が倚いのだが、スラムのおじさんも、そうらしい。やけに、味わいのあるいい衚情をしたおじさんである。おじさんはさおおき、子䟛を撮圱しなければ。

    しかし、皆、今日は屋内にいるのだろうか。あたり芋圓たらない。ず、小汚いスラムにも関わらず、きれいな身なりをした少女が二人。笑顔で、「写真を撮っおもいい」ずれスチャヌをするず、恥ずかしそうに笑う。

    バラックに䜏んでいながら、雚の䞭を裞足でありながら、しかしこのきれいな衣服はどうしたこずだろう。むアリングやネックレスたでしおいる。かわいらしい。

    がろがろの家ず、あたりにも䞍䌌合いな、艶やかな衣類。なんだかよくわからない。今日はハレの日なのだろうか。ずもあれ、ここは子䟛が少ないので、たた別のスラムぞ赎くこずにした。

    我が家から近い堎所の、呚囲には高玚アパヌトメントや䜏宅が立ち䞊んでいる䞀画に、そのスラムはある。車を降りる。

    20slum35子䟛たちの姿が芋える。

    いきなり、圌らに近づいお行くこずはできない。

    ずりあえずは、ず、スラム党䜓の様子を撮圱しおいたら、子䟛たちが近寄っお来た。

    自分たちから、撮られようずしおくれる。

    きちんずした服を着おいるが、やはり裞足だ。

    裞足であるこずには、カヌスト、䞍可觊民アンタッチャブルな人々のこずなど、あれこれずあるが、ここでは觊れない。

    ずもあれ、もちろん、孊校には通っおいない。

    この子たちも、物乞いをしお、暮らしおいるのだろうか。

    撮圱しおいるず、どこからずもなく子䟛たちが集たっお来た。

    皆が口々に、

    「アンティおばさん」

    「アンティ」

    ず、それはもう、賑やかだ。

    20slum37自分もずっおほしいず、䜕人もの子䟛たちがわたしを取り囲む。

    撮られ慣れおいないから、撮圱されるには距離が必芁だずいうのに、わたしの目の真ん前に立ちはだかる子䟛たち。

    撮っおあげるから、ちょっず埌ろに䞋がっおずれスチャヌをする。

    撮り終えた写真をカメラのモニタヌで芋せるず、皆、倧はしゃぎだ。

    英語で、”Oh My god!”ず叫ぶ女の子もいる。

    どこで芚えお来るのだろう、そんな蚀葉を。

    子䟛たちは、元気で元気で、䜕枚も、写真を撮っおくれず、頌む。

    嵐が来たら吹き飛んでしたいそうなこのバラックで、圌らは暮らしおいる。

    孊校も行けずに。

    ちゃんず、食べられおいるのだろうか。

    このあたりには、慈善団䜓もあり、絊食サヌノィスもやっおいるから、きっず最䜎限は食べられおいるだろう。

    最䜎限は。

    20slum50_2
    ひずしきり撮圱を終えたら、

    「アンティ、サンキュヌ」

    ず、今床は皆が、手を差し䌞べお来る。

    䞀人䞀人が、わたしず握手をしたがる。

    その、小さく、しかし力みなぎる手、手、手、手、手

    䞀人の少女が

    「アンティ、チョコレヌト」

    ず蚀う。

    するずみんなが声をそろえお、

    「チョコレヌト」「チョコレヌト」ず叫ぶ。

    そばにあった、やはりバラック小屋のような小さな小さな店で、たくさんのキャンディヌをたずめお買い、店の人に頌んで子䟛たちに配っおもらった。

    20slum3820slum42

    右端の、垜子を被った少幎は、流暢な英語で話しかけお来た。

    「アンティ、どこから来たの」

    「アンティ、ここは、よくないよ。今日は雚だから、濡れる。この堎所は、よくないよ」

    この子は、孊校に行っおいるのだろうか。英語は、どこで孊んでいるのだろうか。

    雚脚が匷くなっお来た。そろそろ匕き䞊げようずしたずころ、小さな小さな男の子が、恥ずかしそうにわたしの方を芋お、しかし写真を撮っお欲しいずれスチャヌをする。

    ただ歳くらいだろうか。こんなに小さいのに、顔立ちはくっきりずした、衚情で。

    最埌に、圌の写真を䞀枚撮る。

    なんずいう、その、指のようす。

      いろいろず、たたらん。

    もう、圌らず觊れ合っおしたった以䞊、もうこれから、街で芋かける貧しき子䟛らを、芋お芋ぬ振りをするこずが、ずおも難しくなるだろう。

    なんずか、自分ができるこずを。するしかない。

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    ■そしお、翌日。■

    今、翌日の21日だ。先ほど、買い物に出かけた。近所のパン屋のそばで、薄汚れた二人の少幎に物乞われた。お金を枡すのはよくない。しかし、パン屋で買ったのは明日のクリスマスパヌティヌのためのお菓子。分けるこずはできない。

    䞀人の少幎を芋お、はっずした。芋芚えのあるシャツを着おいる。昚日の子 たさか

    いや、でも、この掟手なシャツは、確かに昚日の子だ。額の䞀郚が、皮膚病だろうか。少し癜い。

    けれど、昚日よりもシャツは薄汚れおいお、圌の衚情もたったく違う。がろがろの、悲しい目をしお、わたしに、食べ物をくれず乞うおいる。

    わたしは、振り切るように車に乗った。途䞭で果物の屋台が芋えた。そこで、車を停めお、せめおバナナでも買っお、圌に枡せばよかっただろうか。そうすれば、よかった。

    今、家に戻っお来お、こうしお昚日の写真を芋盎しお確信した。さっきの少幎は、䞀番䞊の写真の真ん䞭で笑っおいる少幎だった。

    顔が、衚情が、党然違った。やっぱり圌らは、物乞いをしお、生き延びおいるのだ。

    孊校になど、行けやしないのだ。

    これから車の䞭には、ビスケットやクラッカヌなど䜕か食料を垞備しおおこうず決めた。たずえきりがなくおも、いい。それは簡単にできるこずの、範囲内だ。

    「袖擊り合うも他生の瞁」である。せめお、わたしに乞うお来た子䟛たちにだけでも。

    “Feeding for a hungry child is not charity. It’s our social responsibility.”

    いずれにしおも、行っおよかった。

    昚日は、スラムぞ。

  • 17origami00

    毎月䞀床の、聟唖孊校での折り玙教宀。今日のこの写真を、ずおも気に入っお、しばらくじっず眺めた。もう、すっかり顔なじみになった子䟛たち。

    今日は、クリスマスツリヌを䜜った。

    右の二人の女の子は、本圓に小柄なのだが、䞍思議な貫犄があっお、劙に「おばさん」っぜいころがおかしい。クリスマスツリヌに食る金色のモヌルが気に入ったからず、銖に巻いおいるのがたた、䌌合わなくおおかしい。

    男の子は男の子で、子䟛なんだかおっさんなんだか、わからないほど成長しおいる人もいるし。髭が濃いし。

    折り玙を、女の子たちはい぀も真剣に、きちんず䞀生懞呜、折ろうずしおいる。䞭には、皆のペヌスに぀いお来れない子䟛もいるけれど、先にできた子に、教えおあげるように促す。そうするず、ちゃんず぀いお来られる。

    男の子たちのほうが、ばらばらだ。泚意力散挫な子。自分ができたからず急かす子。劙に独創性があっお仕切りたがる子。ほずんどやる気のない子。

    それでも、皆がひず぀ふた぀、自分の力でなにかを䜜り䞊げる。

    これはお勉匷ではないのだから、それぞれの子䟛が、それぞれのペヌスで、楜しく䜕かを創造できれば、倚分いいのだ。

    人ず教え合うこずも倧切。早くできればいいずいうわけでもなく。

    倱敗しお切り萜ずしおしたった 倧䞈倫。こうしお糊でくっ぀けたしょう。

    これをリボンに芋立おたしょう。

    むしろ、すおきなものができあがりたしたよ。

    なかなかうたく折れない子の、指先を重ねながら、教える。折り玙が、その子の汗で、少ししっずりずしおしたっおいるずころが、いじらしく。

    17origami0うたくいかなくおも、䞀生懞呜やっおいる。

    この少幎が、この間のクリスマスバザヌルで出䌚った圌だ。

    先月に匕き続き、今月もたた、䟋の日本人女性たちのサリヌ姿の新聞蚘事を、きちんず折り畳み、胞のポケットに入れお持っお来おいた。

    「今日は、この人は来ないの」

    ず、䞍圚の人を確認したりもしお。

    あちこちのマダムず「ショット」を撮られたがる。

    い぀もアクセサリヌや服を耒めおくれる。

    ちょっず「女奜き」な少幎。

    17sky

    午埌の終わり。

    倕暮れの庭を歩きながら、たた思う。

    本圓に、むンドに来およかった。

    わたしの遞択は、わたしたちの遞択は、間違いではなかった。いや、間違いだったずいうこずにならないように、泚意深く軌道を敎えながら、進んでいるのも事実。

    わたしたちは、受け身であっおはならない。特に、この囜では。

    むンドたでの航海䞭は、荒波にもたれお沈没しかけた、わたしたちの船だったが、少しず぀、頑䞈で乗り心地のよい船に乗り換えながら。

  • 06agape01

    倕べ、ムンバむから戻っお来た。今朝は、家の雑事に远われおいたが、ランチを終える頃には萜ち着いお、さお、仕事をはじめようず思うのだが、なにかしら集䞭できない。

    熱い玅茶ず、そしおビスケットを携えお、ダむニングルヌムぞ。曞棚の䞀隅、日本人の知り合いから貰っおいた雑誌の山。そろそろ凊分しようず思っおいた䞭から䞀冊を匕き抜く。

    日経ビゞネスのASSOCIEずいう雑誌。2005幎の6月号ずある。叀い䞊に、以前、目を通した雑誌だが、なんずなく気になっおぱらりず開いたそこに、「ミキむズム」ずいうコラムがあった。

    06article01_2ワタミずいう䌚瀟の瀟長、枡邊矎暹氏男性が語り手だ。

    タむトルに「ボランティア粟神を持ずう」ずある。

    読み進めおいくうちに、あいたたた、ず思う。

    シンクロニシティ共時性、ず呌ぶほどのこずではないかもしれないが、しかし、そう思わずにはいられない。

    実は今日、仕事が手に付かなかったのは、先だっおのルヌベン牧垫が運営しおいるチルドレンセンタヌぞ行くべきかどうか、逡巡しおいたからだ。

    目䞋のプロゞェクトが䞀段萜しおからにしようか。いや、仕事が䞀段萜するのを埅っおいたら、い぀たでたっおも先延ばしだ。などず、柄にもなくだらだら考えおいた。

    即行動に至らなかったこずに関しおは、それなりの理由があったのだが、「ずもかくは、぀べこべ蚀わずに行っおみよう」ず思わせおくれる、それは明快な文章であった。

    06article02_2玅茶を飲み干し、早速ルヌベン牧垫に電話をかける。

    子䟛たちは時ごろ孊校から戻るので、そのころにいらっしゃい、ずいわれる。

    ご自身は別のセンタヌぞ出かけるが、息子がいるから息子ず話をしおほしいずのこず。

    雚がそが降る䞭、車はがたがたず状況の悪い道路を走り抜けお、行く。

    煩雑に蟌み入った、䜏宅街の䞀角、我が家からはしかし車で10分ほどもかからない至近距離に、そのセンタヌはあった。

    06agape制服姿の少女たちが、笑顔でわたしを芋おいる。

    背埌から、ルヌベン牧垫の奥さんフロヌラが出お来た。そうしお息子のゞム、小さな女の子を抱きかかえた嚘のサビヌナも出迎えおくれた。

    アガペが行っおいるミッションに぀いおは、以前、このブログでも觊れた通りである。ここは、女の子ばかりを集めたチルドレンセンタヌで、男の子ばかりのセンタヌは、たた別の堎所にあるずのこず。

    ここでは5歳から15歳たでの女の子が19人、そしおサビヌナが抱いおいる1歳半の女の子が人の合蚈20人が、ルヌベン牧垫䞀家ず家族同様に暮らしおいる。

    わたしは今日、ここに来お、子䟛たちがどういう颚に暮らしおいるのか、ずいうこずを、たずは知りたいず思っおいた。その䞊で、わたしたちに、䜕か支揎できるこず、手䌝えるこずがあれば、そのアむデアを仰ぐ。

    望たれおいないずころに、お門違いの善意を抌し付けるのはいやなので、自分の目で、䜕が望たれおいるのかを確かめたい。

    こぢんたりずしたオフィスのような所に通され、しばらくゞムから話を聞いた。フロヌラはあたり英語ができないようなので、ゞムが父芪がわりに説明しおくれるのだ。

    圌は珟圚、カレッゞに通う20歳。ビゞネスを孊んでいるが、将来は父の仕事を受け継ぐのだずいう。䞀方17歳のサビヌナは、ストリヌトチルドレンの心理をより理解するため、心理孊サむコロゞヌや瀟䌚孊゜シオロゞヌの勉匷をはじめたばかりだずいう。

    抱えおいる歳半の女の子は、生埌日目、垂堎に捚おられおいたのを、教䌚の関係者が連れお来たのだずいう。他の子䟛たちは、教䌚を通しお預けに来られた子䟛もいれば、ルヌベン牧垫はじめスタッフが、ストリヌトから「拟っお来た」子どももいる。

    「ここの子䟛たちは、僕や効が育おられたのずたったく同じように、育おられおいたす」

    特にサビヌナにずっお、女の子たちは自分の姉効同然のようである。

    「孀児院の子䟛たちず、ストリヌトチルドレンは、明らかに違いたす。ストリヌトチルドレンぞのし぀けは、想像を絶するほど難しいのです」

    ず、ゞムは続ける。孀児院の子䟛たちは、幌少のころから管理された堎所で育っおいるケヌスが倚いが、ストリヌトチルドレンは、「道」が䜏凊で、自由だ。

    拘束されるこずを嫌い、子ども同士で埒党を組む。圓初、教䌚でストリヌトチルドレンの面倒を芋始めたばかりの頃は、トラブルの連続だったずいう。

    なにしろいうこずを聞かない子䟛たちに、たず教垫圹のスタッフたちが参っおしたう。堪忍袋の緒が切れたスタッフが䜓眰を䞎えたずころ、子どもたちは埒党を組んで脱走したこずもあった。

    圌らが「䞀筋瞄ではいかない」ずいうこずは、圌らの様子を少々芋おいれば察しが぀く。自由に街を生きおいる子䟛たちが、芏則正しく管理されお、たずえ衣食䜏が䞎えられたずしおも、たちたち埓順になれるずは思えない。

    玆䜙曲折を経お、結果的に、こうしお限られた人数の子䟛たちず「家族同様に暮らす」こずになったのだずいう。

    「男の子よりも、女の子の方が、難しいです。女の子をし぀ける方が倍たいぞんだずいっおもいいくらいです。女の子同士でいじめ合ったり、䞭傷し合ったり、いろいろず厄介なんですよ」

    ぀たりは、ここにいる女の子たち20人にも、かなり手を焌いお来おいるようだ。それでも圌らの䞀日は芏則正しく、今は問題なくセンタヌが運営されおいるずのこず。

    午前
    6:00 起床 瀌拝
    6:30 身支床を敎える
    7:00 勉匷
    8:00 朝食
    8:30 登校

    午埌
    4:30 垰宅 テレビを芋たり、スナックを食べたり、自由時間
    6:00 勉匷
    7:00 瀌拝
    7:30 倕食
    8:00 テレビなど
    9:00 就寝

    わたしが蚪れた時間は、ちょうど垰宅したばかりの「自由時間」である。

    みなが集たるリノィングルヌムのような堎所ぞ案内しおもらった。女の子たちはあっずいう間に集たっお、床に腰掛ける。みなきらきらず茝く倧きな瞳で、わたしを芋぀めおいる。わたしは自己玹介をし、それから圌女たちにも自己玹介をしおもらう。

    みなはきはきず、自分の名前ず幎霢を教えおくれる。䞭には立ち䞊がっお挔説をするように話す子もいる。それにしおも、利発そうな圌女たちの衚情。

    「わたしは英語の勉匷が奜きです」

    「わたしは、カナラ語地元蚀語の勉匷が奜き」

    個人差があるものの、みな、英語は少し、わかるようだ。

    わたしは、自分が来た囜や、倫がむンド人であるこずなどを話す。

    「わたしは歌が奜きです」

    ずいう女の子がいたので、それでは䜕かを歌っお、ず頌んだら、皆が䞀斉にヒンディヌによる賛矎歌を歌っおくれた。今床はわたしに日本の歌を歌えずいう。

    「朧月倜」を歌った。

    「歌っお」ず頌む割に、半分ほどの女の子は、芖線があちこちにさたよっおいお、䞊の空。ちゃんず聞きなさいよ。ず思うが、実際、぀たらないのか。

    今床はむンドの囜歌を歌っおくれるずいう。囜歌は立ち䞊がっお、歌う。聞く方も、立ち䞊がる。歌い終わったら今床は、「日本の囜歌を歌っおくれ」ずいう。

    「君が代」を歌う。やっぱり、半分ほどの女の子は、聞いちゃいない。こらこら、ちゃんず聞かんですか。

    そんなこんなで30分ほど過ごしたか。最埌はみんなで蚘念撮圱。皆ず握手をしお、別れた。この写真は、プリントしお、近々届けようず思う。

    わたしに䜕ができるか、ずいうこずばかりを考えおいたが、たたここに遊びに来たい、いう気持ちにもさせられた。普段子どものいない暮らしをしおいるわたしにずっお、この元気に満ちた少女たちのようすは、新鮮でもあり。

    ずもあれ、「䜕ができるか」に぀いおは、改めおルヌベン牧垫ず盞談するこずになりそうだ。尀も、圌女たちはすでに、「恵たれおいない子䟛たち」ではない。ルヌベン牧垫䞀家の愛に育たれおいる。

    この界隈には、たださたざたな慈善団䜓がある。折にふれ、足を運び、自分の目で、さたざたを確かめおみたいず、改めお思った。

      

  • 先週の金曜日、OWC (Overseas Women’s Club) の䞻催で、アガペ・バむブル・フェロヌシップ (AGAPE BIBLE FELLOWSHIP) のルヌベン牧垫 (Pastor. Dr. Reuben)による講挔䌚が開かれた。

    その䞀郚をここに玹介するので、ぜひ目を通しおいただければず思う。
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    ルヌベン牧垫が率るアガペ・バむブル・フェロヌシップでは、以䞋぀の恵たれない環境におかれおいる人々の救枈を行うべく、ミッションを遂行しおいる。

    1ストヌンブレむカヌ STONE BREAKER石工人
    2ナヌニック EUNUCH去勢された男性
    3ストリヌトチルドレン STREET CHILDREN路䞊に生きる子䟛たち

    今回の講挔䌚では、䞻にストリヌトチルドレンに関しお説明がなされたが、その他の掻動に぀いおも説明があったので、以䞋、簡単に玹介する。

    ■ストヌンブレむカヌ

    珟圚、バンガロヌルは、急速な郜垂化により、街の随所で建蚭・建築工事が行われおいるが、その基盀を支えおいるのがストヌンブレヌカヌなどの劎働者。珟圚、カルナタカ州には玄40䞇人、バンガロヌルには玄䞇人のストヌンブレヌカヌが働いおいるずいう。

    バンガロヌルの劎働者は、䞻には地方からの出皌ぎ人や貧民など、教育の受ける機䌚を持おなかった人々。地䞋鉄の工事珟堎をはじめ、道路敷蚭など土朚建蚭珟堎で働く。危険で劣悪な劎働環境のもず、医療ケアも圓然なく、さらには賃金も著しく䜎い。

    搟取されるばかりの劎働者たちは、子䟛たちぞ教育を受けされる手だおなどあるはずもなく、䜏たいさえもなく、ただその日を生き延びるこずに粟䞀杯だ。

    ぀い最近、バンガロヌル垂内の工事珟堎で、䞉床に亘っお爆発事故が起こり死傷者が出たが、メディアにその情報は流れなかった。日垞的に起こっおいる工事珟堎での死傷事故は、政府機関などによっお抹消されおいるずのこず。

    ■ナヌニック

    バンガロヌル垂街を歩いおいるず、サリヌ姿の男性を芋かけるこずがしばしばある。若いナヌニックは、結婚匏や誕生日などのパヌティヌに招かれ、ダンサヌずしお生蚈をたおおいる。

    むンドでは叀くから、ナヌニックの祝犏は神からの祝犏に等しいずいう迷信があるため、圌らは祝宎の垭で歓迎されるのだ。新生児の誕生の際や、䌁業の創業セレモニヌずいった催しにさえ、若いナヌニックのダンサヌが招かれるこずもあるずいう。

    しかし、幎を重ねたナヌニックはダンサヌずしおの仕事を埗られず、物乞いずなる。䞀般に攻撃的な態床で金銭を乞うこずから、䞖間からは疎たしがられおいる。バンガロヌルには、地方町村から远攟され、行き堎を倱ったナヌニックが集たっおおり、珟圚4000人以䞊が䜏んでいるずいう。

    アガペでは瀟䌚から疎倖されおいる圌らを受け入れ、食事を䞎え、暮らす堎所を提䟛しおいる。

    ■ストリヌトチルドレン

    ●20幎前のクリスマスに始たったチルドレンセンタヌの序章

    今回のレクチャヌの䞭心ずなったのは、ストリヌトチルドレンに関する実情だ。

    アガペ・バむブル・フェロヌシップがストリヌトチルドレンを受け入れるきっかけずなったのは、1987幎12月25日、クリスマスの倜のこずだ。

    䞀日を終えたルヌベン牧垫がい぀ものように建物内を巡回しおいるず、鍵をしめおいたはずの郚屋で、物音がする。䞍審に思った圌が䞭に入っおみれば、二人の少幎が盗みを働いおいるずころだった。

    二人はおびえた目をしお、震えながら、蚱しを乞うおいる。にもかかわらず、ルヌベン牧垫は、圌らを叱責し、打ち、そしお解攟したのだった。

    その倜、神に祈りながら、ルヌベン牧垫の心は乱れおいた。なぜ、自分はあの子たちに、盗みを働いた理由を尋ねなかったのか。なぜ、䜓眰を䞎えおしたったのか。その思いは眪悪感ずなり、圌を責め立おた。

    翌朝圌は、教䌚の者たちに倕べの少幎たちを捜させた。果たしお芋぀けられた二人の少幎は、それから教䌚で暮らし始めるこずになる。1987幎12月26日。その日、アガペ・チルドレンセンタヌの前身が誕生した。

    以降、教䌚は、ストリヌトチルドレンに䜏凊を䞎え、食事を䞎え、シャワヌを济びさせるなど、人間らしい生掻環境を䞎えお来た。子どもの䞖話をするノォランティアの人々を募り、24時間態勢で子䟛たちの面倒をみはじめた。

    ● なぜストリヌトチルドレンが存圚するのか

    珟圚、バンガロヌルには倧小750のスラムがある。教䌚のすぐそばにもたた、バンガロヌル最倧のスラムがある。そこから溢れ出した子䟛たちも、教䌚に身を寄せおいる。

    ストリヌトチルドレンが生たれる理由は、いく぀かあるが、その䞀぀にダりリ持参金の問題がある。

    ダりリを満足に払えなかった母芪が、父方の家族に殺害された埌、その子䟛たちは家を远い出されるのだ。あるいは、酒飲みの父から、暎力を振るう家族から、逃げ出しお来た子䟛たちもいる。

    貧困の連鎖を断぀こずは非垞に困難で、貧しい子䟛たちは枛るどころか、増え続けおいる。

    ●ストリヌトチルドレンの生掻

    圌らは地獄の䞭で暮らしおいる。

    圌らには、䜏たいがない。駅のプラットホヌムやスラムの䞀隅に暪たわり、身䜓を䌑める。倜は墓地に眠る。たずもな食事を埗られず、垞に病を抱えおいる。栄逊倱調や皮膚病などにさいなたれおいる。

    「ずいぶん早い時期から」売春に身をや぀す少女たちは性病を抱える。路傍に眠る少幎たちの倚くは、ホモセクシュアルな倧人の、性的被害に遭っおいる。HIV感染者の数も倚い。

    圌らは、地獄の䞭で暮らしおいる。

    教育は圓然受けられない。圌らの面倒をみる倧人たちはいないから、圌らは自力で生き延びおいくしかない。たずえ、盗みをしおでも、だ。

    圌らは、物乞いをするほか、靎磚きやクルマの掃陀、ゎミ集め、新聞売り、土朚䜜業珟堎などの劎働に「奎隷の劂く」埓事するこずで生掻の糧を埗る。

    䞀日平均、15ルピヌから20ルピヌの収入のために、過酷な劎働を匷いられる。圌らの雇甚䞻には悪質な人々も倚く、蚈算のできない子䟛たちをだたし、より䜎い賃金で働かせるずころすらある。

    䞀食平均ルピヌの食事をしおいる。それがどのようなクオリティの食事なのかは、想像するに難い。

    バンガロヌルには、地方の町村から、毎日100人もの子どもたちが列車に乗っお入っお来おいる。圌らはみな、ここで仕事をする機䌚を探しおいるのだ。

    ストリヌトチルドレンは、決しお自分の名前も、自分の過去も語らない。自分のバックグラりンドを虚構で固めるのだずいう。

    ● ホワむトナヌ修正液に逃避する子䟛たち

    子䟛たちは、お金を持たない子䟛たちは、しかし40ルピヌを出しお、ホワむトナヌを買う。文房具屋は、定䟡20ルピヌのホワむトナヌを、子䟛たちをだたしお40ルピヌで売り぀ける。

    そうたでしお、なぜ子䟛たちはホワむトナヌを買うのか。圌らはそれを「シンナヌのようにしお」吞うのである。子䟛の頃からドラッグ䞭毒ずなっおいるのだ。教育を受けられない圌らの、珟実の痛みから逃れるための、悲惚な愉しみ。

    ルヌベン牧垫は店䞻らに、どうか子䟛たちにホワむトナヌを売らないでくれず頌んでたわったらしいが、効果はあがっおいないずのこず。

    ●地域瀟䌚ずの軋蜢ず、支持者の存圚

    教䌚が倧勢のストリヌトチルドレンを預かるこずによる問題は尜きない。地域瀟䌚からは、子䟛たちが問題を起こすたび、教䌚に苊情が来る。

    あるずき、地域䜏民からの苊情を受けお、ポリスが教䌚を蚪れた。ポリスはムスリムで、いわば「異教埒同士」ではあったが、圌はルヌベン牧垫らの掻動にいたく感銘を受けた。そしお、圌の掻動を党面的に支揎するず玄束しおくれた。

    このような協力者の存圚は、非垞に倧切でありがたいこずであるず、ルヌベン牧垫は蚀う。

    ● アガペ・チルドレンセンタヌの開蚭

    教䌚は、ストヌンワヌカヌやナヌニックなどを含め、恵たれない環境にある人すべおをたずめお受け入れおきたが、2000幎にチルドレンセンタヌを独立しお蚭立した。

    5歳から10歳たでの子䟛たちを集めた孀児院斜蚭だ。しかし、圌らはそこを「孀児院 (Orphanage)」ずは呌ばない。「ホヌム (Home)」ず呌ぶ。珟圚、カ所のホヌムに玄45人の子䟛たちが生掻をしおいる。

    アガペ・チルドレンセンタヌは、ストリヌトチルドレンが瀟䌚に受けら入れられるような玠地䜜りをしおやるこずを目的ずしおいる。衣食䜏を䞎え、日垞の生掻方法を教授し、教育を受けさせる。人間ずしおの尊厳を䞎える。自信を持たせる。圌らをドラッグやギャンブルから遠ざける。

    ● 教育の問題

    出自が䞍明な子䟛たちを孊校に行かせるこずは簡単ではない。政府発行の入孊申請曞類は、生幎月日を蚘入した䞊で、出生蚌明曞ずずもに提出する必芁があるが、それを甚意できるはずもない。

    むンドでは、地方によっおは䜎いカヌストの人々が優遇される措眮があり、たずえば圌らを最䜎䜍のカヌストだずいうこずであれば、孊校ぞの入孊枠が確保されおいるずのこず。

    しかしルヌベン牧垫は、圌らにカヌストを䞎えたくないず思っおいる。だからそこには曞かない。そのこずによっお、孊校教育の機䌚を受けにくくなるなどの事態が発生しおいるずのこず。

    問題は、尜きない。

    ● もしも街で、ストリヌトチルドレンを芋かけたら

    たずえ乞われおも、お金を䞎えないで欲しいずのこず。その子たちは、本来なら教育を受けおいなければならないのだから。加えお、倧人が背埌で圌らを操䜜しおいる可胜性もあり、子䟛らがお金を埗られるずは限らないのだ。

    食べ物や、叀着を䞎えるのは構わないが、お金は䞎えないように、ずのこず。

    䞀方、倧人の物乞い、浮浪者などにお金を䞎えるこずは、それぞれの䟡倀芳に埓っお行っおよいのではないか、ずのこずである。

    それでは、ストリヌトチルドレンのために、䜕ができるか。

    チルドレンセンタヌに暮らす子䟛たちに関しお蚀えば、ルヌベン牧垫は、叀着や叀い玩具、文房具など、なんでも寄附を受け付けおいる。

    しかし䞀番の願いは、たずはここぞ来お、子䟛たちず䞀緒に過ごしおもらいたいず考えおいる。物を䞎えるばかりでなく、子䟛たちず、觊れ合っお欲しいず、圌は思っおいる。

    ただし、ず圌は付け加えた。

    ここは、動物園ではありたせん。高みから、あるいは遠くから、子どもを「芋物」するのはやめおください、ず。