MUSE CREATION Charitable Trust [NGO]

LOVE & HOPE, NO BORDERS 🌏 国境を越えて、愛と希望。

✈︎ 過去ブログ/2005〜2025

  • 6a01287573b46a970c025d9b3ca7d7200c

    6a01287573b46a970c025d9b3ca7db200c-800wi

    6a01287573b46a970c025d9b3ca7df200c-800wi

    バンガロールに拠点を持つ日系企業、YASKAWA INDIA(安川電機/ 福岡県北九州市)のCEOの浦川明典氏に声をかけていただき、先日、同社のCSR活動にご同行した。YASKAWA INDIAのバンガロール工場へは、一昨年、ミューズ・クリエイションのメンバーとともに工場見学をさせてもらった経緯がある。

    訪問先は、同社が過去7年以上に亘って支援している身体障害者向け教育・職業支援の非営利団体、Samarthanam Trustだ。かつて同団体の系列だった貧困層女性を支援する組織に、ミューズ・チャリティバザールに出店してもらったこともあるなど、既知ではあったものの、実際に郊外の拠点を訪問するのは、今回が初めてだった。

    Samarthanam Trustは、自ら視覚障害を持つマハンテュ(Mahantesh G K)氏が、1997年に幼馴染の友人とともに創設した。身体に障害を持つ子供たちが、きちんと教育を受け、職能を身につけ、社会に出て自立できるよう、多角的な支援を実施している。歳月とともに団体の規模は拡大し、その支援内容は時代の流れに即したものに変化しているようだ。

    マハンテュ氏はまた、盲目の選手たちによる「ブラインド・クリケット」の組織の創設、振興に尽力されている。
    YASKAWA INDIAは、同団体に限らず、女性の職業支援や貧困層の健康維持、環境問題の改善などに貢献するCSR活動を実施されている。今回、Samarthanam Trustへは、「スクール・バス」を寄付され、この日はその「寄贈式」が目的であった。

    それに伴い、数十名の同社社員がSamarthanam Trustを訪問。活動内容を見学させてもらうという流れである。部外者のわたしもまた、YASKAWAのポロシャツをいただき、着用。ちなみに浦川氏のご夫人は、元ミューズ・クリエイションのメンバー。数年前に本帰国されているが、折に触れて、インドに来訪されており、今回は久々の再会であった。

    わたしはこれまで、バンガロール市内にあるいくつかの身体障害者向けの非営利団体を訪問してきたが、いずれも基本的には「盲学校」「聾学校」「HIV罹患者」といった具合に、障害や疾病の別によって団体が分かれていた。一方、Samarthanam Trustは、あらゆる障害を抱えた人たちを対象にしているという点において、その多様性と対応の濃やかさに、感銘を受けた。

    盲目の人向けのオーディオ・ブックを録音するレコーディングルーム、地元企業のBPOを担うコンピュータルーム、テイラーを養成するべくミシンを備えた部屋、さまざまな書籍を揃えた図書館、身体障害者の子どもを持つ両親のための教育施設、音楽の才能がある人たちのためのミュージック・スタジオ、手工芸の講習が行なわれている部屋、盲人向けソフトがインストールされたコンピュータルーム……。

    館内のあちこちを、見学させてもらう。枚挙に暇ないほどの多岐に亘るそれら現場では、多くのヴォランティアが指導に関わり、全ての部屋がアクティヴに稼働している。

    以前、ミューズ・クリエイションでJYOTHI SEVAという盲目の子供たちの施設を訪問した際、盲人向け音声ソフトがダウンロードされたコンピュータを、巧みに操る学生を見て感じ入った。操るばかりか、本体の蓋を外して、パソコンの不具合を修繕している様子には、驚嘆したものだ。

    今回は、よりパワーアップした感じの音声ソフトを使って、その使用法を説明してもらった。アマゾンのサイトを開いてショッピングさえもできる。非常に面白い。デモンストレーションをしてくれた青年曰く、スマートフォンも利用していて、UBERもSWIGGY(フード・デリヴァリーサーヴィス)も日常的に使っているとのこと。

    「テクノロジーの進化によって、僕たち身体障害者のライフは、本当に向上しているんです」とのことばに、深く感じ入った。

    彼の着ていたピンクと白のギンガムチェックのシャツがかわいかったので、「すてきなシャツですね。よく似合ってますよ」と褒めたところ、とてもうれしそうに微笑んでいた。誰が選んでくれたのだろう。

    給食室を見学し、ヴォランティアで配膳を手伝う子どもたちと挨拶をし、並んで食事をする子どもたちと笑顔を交わす。栄養価の高い食事を提供することもまた、同団体の大切な活動の一つである。

    壁に掛けられているのは、ヒンドゥー教の女神、アンナプルナ。豊穣と食の神様だ。我が崇めるべきは、アンナプルナ神かもしれないと、絵を眺めながら思う。

    別れ際、マハンテュ氏から、贈り物をいただいた。同団体に属する両腕のない少年が、足で描いた水彩画。のびのびと自由に、優しげな風景画だ。

    この度の訪問でも、学ぶこと多く、このような機会を提供していただけたことに感謝したい。

    6a01287573b46a970c0240a4f22a1a200d

    6a01287573b46a970c0240a4f22a26200d

    6a01287573b46a970c0240a4f22a26200d

    6a01287573b46a970c0240a4f22a1a200d

    6a01287573b46a970c0240a4f22a1e200d-800wi

    6a01287573b46a970c0240a4f22a12200d-800wi

  • 78944319_10218477309461168_4042314371639017472_o

    78944319_10218477309461168_4042314371639017472_o

    78944319_10218477309461168_4042314371639017472_o

    78944319_10218477309461168_4042314371639017472_o

    78944319_10218477309461168_4042314371639017472_o

    インド移住直後、一人で慈善団体訪問を始めた2007年に遡れば、かれこれ12年に亘って、地元の慈善団体を訪問してきた。ミューズ・クリエイションを創設した2012年はわたしにとって、個人的な活動から多くの人を巻き込む活動に変化した節目となった。

    そして今回の訪問はまた、大きな節目の一つである。

    在バンガロールの日系企業に、CSRのお手伝いをしますと声を上げ始めて数年。多くの人に、「現場」を見て欲しく、週末の慈善団体訪問などの参加者を募ったりもしてきたが、なかなか数は集まらない。それでも、同行してくれた方々の、それぞれに深く思うところがあったご様子を目の当たりにしては、地道にでも続けていこうと思ってきた。

    今年に入ってNEW ARK MISSIONという慈善団体を訪問した際、AMADA INDIAのトップ・エグゼクティヴである沖氏が同行され、それを契機に、同社がミューズ・クリエイションにCSR(企業の社会的責任)予算を託してくださった。

    打ち合わせに行った時の様子(社会科見学)は、以下のブログにレポートしている。ぜひご一読を。
    https://museindia.typepad.jp/mss/2019/07/amada.html

    これを機に、ミューズ・クリエイションに150万ルピー(約230万円)もの一部CSR予算を任せていただいた。ありがたくも、これはこれで、緊張する。信頼できる、そして資金を必要としている団体を3カ所選出。訪問プランなどもご報告し、本年度(来年3月末)までに実施することにしていた。

    その第一弾が、昨日の訪問だった。ミューズ・クリエイションの有志に加え、今回は我が夫アルヴィンド、そしてAMADA INDIAのCSR担当スタッフ2名にご同行いただき、すでに2度来訪経験のある、我が家の近所のJAGRUTHIへ。

    JAGRUTHIのミッションは、スラムに暮らす貧しい子供たちの救済。中でも、風俗産業に従事する母親、即ち娼婦(売春婦)の元に生まれ、虐げられた環境に置かれている子供たちの救済だ。具体的な活動内容としては、

    ●街中から、HIVほか性病に感染した子供たちを見つけ、医療措置を施す
    ●娼婦の子供たちのための孤児院、施設の運営。医療や教育の提供
    ●スラムにある無償の学校の運営
    ●HIVや性病に関する啓蒙のレクチャー
    ●貧困層の女性たちへの職業訓練……などが挙げられる。

    http://www.museindia.info/museindia/bangalore-charity04.html
    バンガロール。人口の約3割がスラム居住者だ。ムンバイやコルカタなどのように特定の「赤線」、すなわち風俗街というのは、この街にないのだが、風俗営業を行う裏社会の個人、組織は、当然のごとく存在する。かたまらず、散らばっている。

    まずは全員で、創始者レヌの話に聞き入った後、近くにある学校まで徒歩で赴き、学校の中を簡単に見学した後、ホールへ。いつものように、子ども達と折り紙をしたり、歌ったり踊ったりをして、過ごす。

    今回の対象は高学年の生徒ゆえ、折り紙では満足しないだろうかと懸念したが、みな、真剣に取り組む。試験を終えたばかりで疲れているのではと思ったが、好奇心旺盛だ。みなでクリスマスのオーナメントなどを作る。

    実は当初の参加予定者から4人減った上に、折り紙初体験のインド男性3名の指導もせねばならず、わたしは20人近くを引き受けることになり、てんやわんや。オーナメントどころではないので、ツルを折ることにしたのだが、毎度、必ずいるはずの「できる子」がほとんどおらず、大人男子含め、すぐに手助けを求める人が多数。

    「甘える機会のなかった」子どもたちは、大きくなっても、甘えてくる子が多い。しかし、甘やかしていては身がもたぬ。「しっかり観察して、自分でやりなさい!」を繰り返す。厳しいのである。

    思うところ多々あり、書きたいことは尽きぬ。後日、これもまたブログにきちんと整理する予定だ。

    最後、生徒の代表が感謝のスピーチをしてくれた。

    「わたしはまもなく卒業し、JAGRUTHIを離れます。そんな今、こうしてみなさんと楽しい時間を過ごすことができて、本当に光栄です。わたしも大人になったら、こんな風に、子どもと一緒に意義深い時間を過ごせるよう、みなさんと同じような試みをしたいと思います」

    と言われて、心中で涙腺崩壊した。

    ちょっとしたことでも、真摯に取り組んでいれば、相手には伝わる。生まれ育ったときから、想像を絶するほどの困難を強いられてきた子どもたち。その怜悧に輝く瞳を見て、彼らの明るい未来を願うばかりだ。

    アマダ・インディア各位にも、深く感謝する。

    *子どもの顔にクローズアップした写真は、敢えて撮影していません。

    *下部に参加者の感想を記載しています。

    79461691_10218477314101284_6715171965612589056_o

    79461691_10218477314101284_6715171965612589056_o

    79461691_10218477314101284_6715171965612589056_o

    79461691_10218477314101284_6715171965612589056_o

    79461691_10218477314101284_6715171965612589056_o

    【参加者の感想】

    ●感想01

    二度目の訪問でしたが、前回も今回も折り紙を教えるのに苦戦しました。今回はいくつか予習して、見本と途中まで折ったものを準備して行ったので、それが結構役に立ちました。

    中高生の子たち相手だったので、器用な子は見本を見てどんどん先に進んだり、周りに教えたりしてくれたので、前回よりは楽でした。季節に合わせたクリスマスの折り紙だったからか、みんな素直に興味を持ってくれて、やりやすい雰囲気でした。

    ただ、やるうちに盛り上がり過ぎてもっと教えてと言われて、つい付き合ってしまって、片付けが遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
    最後はみんなで歌を歌い、踊りはいつも通り盛り上がって、楽しく終わったと思います。気づいてみると、あっという間の3時間でした。

    ●感想02

    初めてのJAGRUTHI訪問。個人的にはNew Ark Mission訪問以来、2ヶ所目の慈善団体訪問として参加させてもらいました。まずはJAGRUTHIの活動に関する話を創始者の方々からお聞きしたのですが、とにかく彼女たちの熱心さに驚かされるばかりでした。特に子どもたちの保護のみならず(それだけでも凄いことですが)、成長のための手厚いケアを、ボランティアとして行っていることには大変感銘を受けました。

    またこの一生懸命さは、JAGRUTHIが運営している学校を訪問した時間にも実感することができました。学校敷地裏側のスラムとは対照的に清潔感が保たれた校舎、児童たちのための朝食・昼食の提供、勉強に集中できるような30人教室など、数え上げれば切りがありません。真に子どもたちのためを思って活動を行っているJAGRUTHIスタッフ・先生の方々、そしてその情熱を感じ感謝を気持ちを持って成長している子どもたちの素晴らしさから、とにかく学びっぱなしの訪問、貴重な経験を出来たことに大変感謝しています。

    ●感想03

    JAGRUTHIへの訪問は2度目でした。今回の折り紙遊びは高学年の子供達とやると聞いていたので得意な子が多いかと思いきや、意外と折り紙自体やったことのない子供達ばかりでした。見よう見まねでできる子もいれば、綺麗に折れない子もいましたが、子供たち皆、私の拙い英語を真剣に聞いてくれ、合ってるよ!いいね!よくできたね!など褒めると、とっても嬉しそうに笑顔を向けてくれ、子供達の純粋さを感じました。

    ダンス披露では、一緒に踊ってくれた子供達がいたり、楽しんでもらえ、歌披露では、クワイアメンバーは少なかったですが、参加者全員で歌えたのも良かったです♪ 私たち一人一人の力は小さいかもしれませんが、JAGRUTHIのような寄付を必要としている団体と、CSR予算を適切な場所へ届けたい企業との橋渡しになれたのは、とても感慨深いです。

    ●感想04

    去年の訪問の際参加できず、ずっと気になっていたJAGRUTHIにやっと訪問できました。予想以上に大きくて立派な校舎に驚きました。教室もたくさんあり、きちんと机と椅子も並べられ、医療サービスも受けられ、普通の学校と遜色無い環境が無償で提供されていることが信じられない程でした。

    全て寄付金で賄っているとのことでしたが、これだけの規模とクオリティを保つには相当必要なはずです。こういった慈善団体を訪問する度に、運営される方々の努力と愛情に頭が下がる思いです。

    子供達は、元気で屈託の無い笑顔で手を振ってくれ、こちらが元気をもらいました。クリスマスが近いとのことで、子供達と一緒にツリーを折り紙で作りました。最初は難しそうにやっていた子たちも、次々と自ら新しいツリーを作ったり、他の子に教えてあげたりと、積極的に楽しんでくれて良かったです。あっという間に過ぎてしまいましたが、子供達と触れ合えて良い時間を過ごせました。

    そもそもバンガロールでも、風俗業が広まっていてHIVウイルス感染者が増えているということがショックでした。考えてもみなかったですが、こういった現実がバンガロールにもあるということを知れたことも良い経験だったと思います。レヌさんが話してたように、性に関する教育が大事だと思います。知識があれば守ることができるはずです。少しずつでも、現状が改善されていくことを願います。参加された皆様お疲れ様でした。

    ●感想05

    ジャグルティへの訪問は2度目でした。今回は事前に折り紙でオーナメント作りをするということが決まっていて、事前にいくつか候補の作品を送っていただいていたので予習もでき当日は結構楽しめました。折り紙を折るスピードが速い子がいて「マム、マム!」と急かす生徒に先生は「他の人を待つ事も必要だ」的なことをきちんと伝えており、楽しい中でもきちんと1人ずつ生徒をサポートする先生の姿が印象的でした。ただ遊ぶだけですが、こういった機会から生徒さん達が何か学んでくれているのかと思うとまた来たいと思いました。

    ●感想06

    今回の訪問したJagruthiは、ホームも学校もすべて寄付で賄って運営されていると聞き、どんな環境なのかがとても気になっていたのですが、特に学校の方は質素ながらも整理整頓の行き届いた校舎で1クラス(1学年)当たりの人数も30名以内、プレスクールに関しては先生の他にアシスタントの先生、お世話のアンティまでいて
    とても整った環境であることにびっくりしました。

    折り紙のデモを通して直接生徒さんたちとも話す機会があったのですが、宿題が毎日あって大変!や将来は学校の先生や警察官になりたいなど、事前に話を聞いていなければ元々悲惨な環境にいた子供たちだとは信じられないくらい本当に無邪気な普通のお子さんたちのようで環境、設備だけでなく、子供一人ひとりへの心のケアも行き届いている様子に改めて感動しました。このような施設・学校を運営していく努力はとても言葉で表せるものではないと思います。本当に頭の下がる思いです。

    ●感想07

    JAGRUTHIへは今回が初めての訪問でした。まずは事務所に集合し、創始者のレヌさんのお話を聞きました。事前にどういう子供を受け入れているのか聞いてはいましたが、レヌさんから創設した経緯や活動内容を直接お聞きして、その大変さに驚き、それでも支援を続けて行く姿に感銘を受けました。

    その後徒歩で学校へ向かうと、小学生の子供達から歓迎の挨拶を受けました。今回は高校生と交流する予定で、小さな子供とは会えないだろうと思っていたので嬉しかったです。彼らの元気な挨拶が今も蘇ります。

    肝心の高校生との交流ですが、予想していたより一生懸命、折紙に取り組んでくれました。特に女子は出来るまで頑張る子が多かったです。折紙レクチャー後はステージで歌とダンスを披露しました。生徒も何人か一緒に踊ってくれました。「インド人はダンスが好きだからグイグイ来るだろう」と勝手なイメージを持っていたのですが、意外にも進んでステージに立ってくれる子が少なかったです。そういうお年頃なのでしょうか…

    ともあれ、試験期間中の彼らが少しでもリフレッシュできた様子で良かったです。彼らの未来が少しでも明るいものである事を願います。美穂さん、皆さまお疲れ様でした。

    ●感想08

    初めてJAGRUTHI訪問に参加しました。施設のある場所はすぐ近くにスラムがあり、子ども達の通う学校はスラムで囲まれているという環境を見て、子どもたちは楽しく生活できているのかと心配になりました。実際に学校を訪れると、生徒たちが元気に体操をしていたり笑顔で活動している様子を見て安心すると同時に、想像していなかった光景に驚きました。子ども達にとって教育の場所は知識や教養を学ぶだけでなく、友人や先生と交流する大切な場所なんだと改めて気づきました。学校の中にはカウンセリングルームがあり、生徒の話を個別に聴く環境がありました。子ども達はそれぞれ複雑な背景を持っていると思うので、個別の対応は必要ですし、そのような環境があることに驚きました。

    子ども達との活動ではテーブルごとに分かれて折り紙をしました。参加した生徒達が上の学年の子で、皆さん器用に折り紙をしました。中には難しいものも作ってみたいという生徒もいて、次回参加する機会があれば、もっとたくさんの作り方を覚えて参加しようと思いました。歌やダンスパフォーマンスでは皆さんとても楽しんでいたように思います。今回の訪問を通して、子どもにとって学校というものが本当に大切な場所なのだと思いました。

  • 78631102_10218442563272535_4311114371578200064_o

    78631102_10218442563272535_4311114371578200064_o

    ◎昨日は、バンガロール東部郊外のホワイトフィールドにあるショッピングモール、VR BENGALURUにて、ミューズ・クリエイションは出店&パフォーマンスを実施した。

    ◎わずか15年ほど前までは、テックパークはできていたものの、ショッピングモールやホテルばかりか、スーパーマーケットもなく、生活にはかなり不便だった郊外エリアのホワイトフィールド。今では枚挙に暇がないほどの「新しきもの」が続々と誕生し、一つの街を形成している。

    ◎フェニックスモールと隣接して立つVR。夕方以降になると、人々が続々と訪れ、週末は毎度お祭り状態だと聞いていたが、まさにそれを実感した昨日だった。混み合う駐車場と周辺道路。帰路は界隈を脱出するだけで、30分以上もかかったのだった。

    ◎事の発端は、4カ月ほど前のこと。VRのマーケティング担当女性から、異文化交流のイヴェントを企画したいので、ぜひとも協力してほしいと連絡があった。地理的に、多くのメンバーが暮らす西部からはかなり遠く、ホリデーシーズンは諸々のイヴェントが立て込むので、断ったのだが、どうしてもということで、打ち合わせに赴いた。

    ◎VR本拠地シンガポールからの男性マネージャー含め、マーケティングの女性2名、男性2名、わたしを含めて6名でのミーティング。個人的なビジネスの側面からも含め、当方でできることを話し合った結果、ミューズ・クリエイションとしてクリスマスイヴェントにのみ、参加することになっていた。

    78867974_10218433536366868_5211255722007855104_o

    78867974_10218433536366868_5211255722007855104_o

    78867974_10218433536366868_5211255722007855104_o

    78867974_10218433536366868_5211255722007855104_o

    78867974_10218433536366868_5211255722007855104_o

    78867974_10218433536366868_5211255722007855104_o

    78867974_10218433536366868_5211255722007855104_o

    78867974_10218433536366868_5211255722007855104_o

    78867974_10218433536366868_5211255722007855104_o

    ◎ミューズ・クリエイションは、2012年の創設以来、OWCのクリスマスバザールに出店してきた。Overseas Women’s Club。バンガロール在住の外国人女性からなるチャリティを目的とした団体だ。ところが、年々、出店料が著しくあがる一方、来客数は増えず、年々、利益が落ちていた。

    ◎ミューズ・クリエイションはNGOであるうえ、ステージ・パフォーマンスなどで盛り上げている。主催のOWCには、少し優遇してほしいとの思いもあったが、それも叶わず、出店は去年限りにするつもりだった。ゆえに、「出店料は無料で場所を提供する」というVRの提案は、渡りに船だとも思った。

    ◎ところが、数週間前にVRへ連絡をとったところ、乗り気だった担当の女性2名はすでに会社を辞めていて、事情をよく知らない新しいスタッフに変わっていた。ゆえに、諸々連絡の齟齬があり手間取ったのだが……書きたいことはそこではない。

    ◎昨今のインド。若い女性の社会進出は、実に目覚しい。サーヴィス業、小売り、医療、金融、その他。コンタクトを取った先には、必ずと言っていいほど、若い女性の声がする。その兆候は2010年代に入った頃から徐々に見られていたが、2014〜5年に携わったマーケティングの調査の仕事で、意識変化の実態を目の当たりにした。その傾向が今、加速している。

    ◎「自信を持った若い女性たち」は、インドの中でもデフォルトになりつつある。先だって、国内線に乗っていた時も痛感した。10年ほど前の国内線は、スーツ姿のビジネスマンが多数、女性は数えるほどしか乗っていなかったのに、今は自由な服装の若い男女らが、機内を埋め尽くす。ラウンジにしても然り。むしろラウンジが混雑しすぎていて、外の待合室のほうがくつろげることもある。

    ◎多くの女性はまた、「起業家精神」が強い。最初からアントレプレナーを目指している人にもよく出会う……とこの話をしたら長くなるのでこのへんで。

    ◎かくなる次第で、昨日も、会場を訪れるまでは不明瞭な点も多かったが、担当者女性に頼んでおいたステージや音響も、わたしたちだけのために準備をしてくれた。ときどき小雨に降られたりもしたが、広いスペースで販売や折り紙、書道などを実施できた。

    79327343_10218442564752572_3419447322336034816_o

    79327343_10218442564752572_3419447322336034816_o

    78343099_10218433541126987_2230160479957811200_o

    78343099_10218433541126987_2230160479957811200_o

    ◎ハンディクラフト製品は、想像以上にたくさん売れた。全体に参加メンバーが少なかったものの、歌やダンスも披露した。女子メンバーが駐在員男性と結成しているア・カペラのグループも参加してくれ、販売や折り紙、書道の手伝いもしてくれた。

    ◎歌のときには、あまり集まらなかった群衆も、PINGAやJAI HO!が流れ出すと、驚くほどの人だかりになる。盛り上がっている時の写真が一枚もないのが残念!

    79827365_10218442566072605_191716710049382400_o

    79827365_10218442566072605_191716710049382400_o

    79827365_10218442566072605_191716710049382400_o

    79827365_10218442566072605_191716710049382400_o

    79827365_10218442566072605_191716710049382400_o

    ◎長い1日のあと、夜、モール内のブリュワリーで乾杯。飲んで食べて語っての果てに、気がつけば10時間以上もモールに入り浸っていた。

    ◎「今のインド」は常に変化を続け、だから書き留め、発信していくことは、記憶の整理にも不可欠だと改めて思う。

    78343099_10218433541126987_2230160479957811200_o

    ◎蛇足:サンタクロースとツーショットを撮った時、肩をぐいっと組まれて、妙に照れてしまい、にやけた笑い顔になってしまったが、それもそのはず。中身はサンタクロースの「おじいさん」でも「おじさん」でもなく、モスクワから留学に来ている20代の「おにいさん」であった。中身とも記念撮影。さらに、にやけている。ふふふ。

    みなさま、今回もお疲れさまでした!❤

  • 78164284_10218317991838327_3766547595443306496_o

    78164284_10218317991838327_3766547595443306496_o

    78164284_10218317991838327_3766547595443306496_o

    78164284_10218317991838327_3766547595443306496_o

    78164284_10218317991838327_3766547595443306496_o

    78164284_10218317991838327_3766547595443306496_o

    78164284_10218317991838327_3766547595443306496_o

    78164284_10218317991838327_3766547595443306496_o

    78164284_10218317991838327_3766547595443306496_o

    78164284_10218317991838327_3766547595443306496_o

    本日は、市内のホテル、シャングリ・ラにて、在ベンガルール(バンガロール)日本総領事館主催のフードフェスティヴァルが開催された。

    バンガロールにある日本料理店やオリエンタル、パンエイジアンレストランなどが出店しての賑やかなイヴェント。

    ミューズ・クワイア&ダンサーズは、本日ステージ出演にて参加。歌って踊って、もんのすごく、盛り上げた気がする。疲労困憊の五臓六腑に、ビールがしみた。

    のちほど、動画もアップしようかと思う。

  • 75308004_10218288582063101_807059419031404544_o

    78075413_10218288582783119_2695881685286780928_o

    ◎A HUNDRED HANDSの10周年記念バザール。今週の日曜日まで開催されているが、ミューズ・クリエイションのワークショップは本日まで。

    ◎昨日とは別のメンバーも参加しての、来訪者との交流。小人数ながらも、ゆっくりと書道や折り紙を体験し、みなそれぞれに満足そう。

    ◎英国から1年間帯同赴任しているという女性。友達はみな韓国語を勉強しているので、自分は日本語を学ぶことにしたところ、日本の映画にハマり、週に1本は見ているという女子大生……。互いの自己紹介をしながらのひとときもまた、愉し。

    73349288_10218288583343133_195169863755366400_o

    ◎カシミールのパシュミナや手刺繍の店舗では、現在カシミール地方が置かれている深刻な社会情勢についてを尋ねる。ここで軽々しく綴れる内容ではない、情報が遮断され、深刻な封鎖状態が続いている現在。2012年。デヴィカに誘われて、カシミール地方の手工芸を巡る旅をした。数ある旅のなかでも、忘れえぬ、貴重な経験。麗しきカシミールの光景を、果たしていつか目にすることはできるのだろうか。
    https://museindia.typepad.jp/…/%E6%97%85%E3%82%AB%E3%82%B7…/

    75418947_10218288584303157_2178574104506925056_o

    ◎ポーク・ピクルスを販売しているのは、カルナータカ州のコーヒーの産地、クールグ出身の女性。彼の地へも2度ほど訪れたが、リゾートの朝食ブッフェにさえ、ポークの煮込みが出る土地柄だ。昨日、このポークピクルスを購入した。クラッカーに添えて食べてみたところ、濃厚な旨みでおつまみにもぴったり。クールグは、かつてアレキサンダー大王が遠征した際の「最南端」とも言われ、その末裔が残っていると言われる。南インドながらも、色白で目鼻立ちが欧州人めいた人も見られるのだ。さらには、ポークのコラーゲンのおかげか、女性たちの肌がとてもきれいだ。販売している彼女にしても然り。

    76643734_10218288584943173_6727202688699727872_o

    ◎バナラシ・シルクの、上品な光沢の織物は、いつ見ても目を奪われる。心を引かれる。触りに行ってしまう。

    75406478_10218288585383184_6146245745587519488_o

    ◎ステンドグラスのモザイクになって息を吹き込まれた鳥たちは、どれも愛らしく優しげで。

    74288378_10218288586983224_801722282215997440_o

    ◎お隣アンドラ・プラデーシュ州のイカット(かすり)の店では、いつものように、ダブルイカット(経緯絣/たてよこかすり)の質感を確かめずにはいられない。店頭に立つ女性たちの服装が、商品と調和していて美しい。

    76705111_10218288588623265_3680434609260068864_o
    ◎ミューズ・チャリティバザールの常連でもあるヴィドシニのマドゥヴァニ絵画を購入したメンバー。気にいった絵を購入してうれしそう。インドのパペットや伝統絵画には、ピカソのキュビズムを彷彿とさせる技法が見られる。10年ほど前、南インドのタンジョール絵画の先生と話していた時に、そのことを伝えたら「ピカソは、友人に、インドのパペットを贈られたとい逸話があります」と聞いた。真偽のほどはわからぬが、このような絵画を見るにつけ、ピカソの『泣く女』や『鏡の前の少女』を思い出さずにはいられない。

    ◎思いがけず、じっくりと会場に入り浸った2日間。ひとつひとつの店を取材して一冊の本にできたら楽しそうだと夢想する。

    ◎さてさて、明日はミューズ・クリエイションの活動日。そして日曜日は、日本領事館主催のジャパン・フードフェスティヴァル@シャングリラ・ホテルだ。ミューズ・クワイア&ダンサーズは、歌って踊る。毎度わたしも、歌って踊る。明日はほどほどに練習をして、当日に備えよう。

    76197816_10218288586063201_3203337659061633024_o

    76197816_10218288586063201_3203337659061633024_o

  • 74209256_10218275201008583_7616170170607730688_o

    74209256_10218275201008583_7616170170607730688_o

    74209256_10218275201008583_7616170170607730688_o

    74209256_10218275201008583_7616170170607730688_o

    74209256_10218275201008583_7616170170607730688_o

    74209256_10218275201008583_7616170170607730688_o

    🇮🇳ボンベイ(ムンバイ)では「冴えない」弁護士だったマハトマ・ガンディ。仕事で南アフリカに渡った際、人種差別を目の当たりにしたことから、民族主義に目覚め、公民権運動に身を投じる。20年以上の歳月を経て故国へ戻ったガンディは、インド全国を列車で旅し、その広大な国土、膨大な人口、それを支えるべき農作物や手工芸品の重要を認識する。

    「非暴力、不服従」といった「サティヤグラハ」という思想に並んで、彼が掲げたスローガンに、「スワデシ、スワラジ」がある。スワデシは「国産品愛用」を、スワラジは「自主独立」意味する。

    当時、インドで生産された「木綿」の多くは英国に輸出、機械による大量生産で画一的な衣類が製造された。それらは逆輸入され、廉価でインド国内で販売されるという「植民地経済」が横行していた。これによって困窮したのは、インドの農民、職人たちだ。木綿に限らず、あらゆる農作物、手工芸品は、守られるべき、尊ばれるべきものとして、ガンディは「スワデシ、スワラジ」を叫んだ。

    自分たちの衣類は、自分たちで紡ぎ、織ろう。英国の製品をボイコットしよう。

    ガンディは自ら、木綿を手紡ぎ車(チャルカ)で紡ぎ、その糸で、布を織った。不揃いの、無骨な、それでいて手織りの温もりが生きる布、それがカディ (Khadi)だ。ガンディはそれを身にまとい、自らのトレードマークとした。手紡ぎ車はまた、1947年に印パが分離独立する以前、インド国民会議派が採用した旗のシンボルにもなっていた。

    近代化の波にもまれながらも、歳月を重ねてなお、インド各地で手工芸が尊ばれ、多くのNGOがアルチザン(職人)の仕事を支援している。またデザイナーズブランドのなかには、伝統的な手法が生きたテキスタイルを利用するところも少なくない。自国の文化を誇りに思い、同時に守ろうとする姿勢の表れだともいえる。

    76957358_10218275200168562_4814741695541280768_o

    76957358_10218275200168562_4814741695541280768_o

    76957358_10218275200168562_4814741695541280768_o

    本日からバンガロールのJAYAMAHAL PALACE HOTELのグラウンドで開催されているA HUNDRED HANDSのバザール。今年は10周年を迎え、インド各地から120ものアルチザンが一堂に会している。

    主催者や関係者、複数名からミューズ・クリエイションでワークショップを実施してほしいと依頼され、何かと立て込む年末ながらも、今日と明日の2日間、折り紙と書道のデモンストレーションをすることとなった。

    参加メンバーは少なめだが、自分たちも買い物を楽しみつつの、緩い午後。

    書道と呼ぶにはあまりにもカジュアルな筆ペンにて。しかし自分の好きな言葉を書いてもらうなど、十分に楽しめる。書道短冊はプレゼントに。今回は、名前を当て字にして書くのではなく、名前の意味を尋ねて、それを日本語で書くことにした。サンスクリット語で、「大地」「姫」「富」「繁栄」……。美しい。

    紹介したい店は多々あれど、今日撮影した写真から何枚かを残しておく。

    77231397_10218279325111683_1689855930583220224_o

    ◎品質のよい日本のビーズやスワロフスキーのクリスタルを用い、伝統的な技法のアクセサリーを作る女性アーティスト。左上のペンダントを衝動買い。

    77231397_10218279325111683_1689855930583220224_o

    ◎カラフルで精緻なインドの伝統的な文様、モチーフが、陶磁器の上に広がる。

    77231397_10218279325111683_1689855930583220224_o

    ◎ペルシャの影響を受けたキリムのカーペット。ラグ類。大小さまざまなサイズがあり、我が家もフロアマットに使っている。伝統的な技法でモダンなデザインをも生み出す。多様なインテリアに対応する。

    77231397_10218279325111683_1689855930583220224_o

    ◎300年以上の歴史を持つ切り絵工房の4代目青年。小さなハサミで作品を仕上げる。鳥とMIHOを切り抜いてくれた。

    77231397_10218279325111683_1689855930583220224_o

    ◎フードコートも充実! わたしは弁当持参で出かけたが、メンバーらは食事を楽しんでいた。コラマンガラのベーカリーでサワードウ・ブレッドを購入。右のお兄さんがオーナー。左下は、アーユルヴェーダの処方に基づいて、写真にあるすべてのスパイスが練りこまれた濃厚ディップ。ひと舐めすると免疫力アップ。というわけで、これもお買い上げ。

    77231397_10218279325111683_1689855930583220224_o

    ◎書道体験。絵心のある参加者は、筆の運びが慣れていて、習得も早い。

    77231397_10218279325111683_1689855930583220224_o

    ◎我が敬愛する友人、デヴィカの店舗。かつてわたしをカシミール地方手工芸の旅にいざなってくれた彼女。ミューズ・チャリティバザールの常連でもある。インド各地の、貧しい女性たちに手工芸を教え、自立を支援している。いくつものプロジェクトを手がけているが、これは最新。従来、当該地方では男性しか作らなかったシルヴァーとエナメルの手工芸品を、初めて女性が作った作品とのこと。

    77231397_10218279325111683_1689855930583220224_o

    ◎右下のポット。今日は買いそびれたが、明日、いくつか購入の予定。現在はマニプール地方の石鍋を愛用しているが、これも試してみたい。

    77231397_10218279325111683_1689855930583220224_o

    ◎オーガニック・コットンの製品を扱うヴェンダーも複数。1年前にバンガロールにオープンしたというベビー用品の衣服やニットの靴下がかわいすぎて困る。

    77231397_10218279325111683_1689855930583220224_o

    ◎実用的なカゴ類。形のヴァリエーションも多彩。

  • IMG_6229

    現代の製紙は、環境破壊の大いなる一因。紙はプラスチックに等しく有害である。

    *A4サイズの紙1枚を作るのに平均4〜5リットルの水を使う。
    *白い紙を作るに際し、80〜100種の薬剤を使用する。
    *古紙は捨てるとメタンガスなどの温室効果ガス(グリーンハウス・ガス)を発生させる。
    *現在、紙の93%は木材から作られている。

    *だからこそ、地球環境に負担をかけない、サステナブルな紙づくりを、人類は一刻も早く主流にすべきである。無駄な紙の使用を減らし、Bluecat Paperのような手法での紙づくりを。これは大企業、いや政府レベルで実現されるべき課題であるとさえ思える。

    IMG_6237

    IMG_6254

    IMG_6254

    IMG_6254

    先日は、ミューズ・クリエイションのメンバーとともに、手漉き紙の工場、Bluecat paperを再訪した。2カ月前、ここを訪れたときの、衝撃的な体験はブログにも記した通りだ。

    故郷のクールグで、リゾートホテルを経営しているカヴヤが、ホテル運営に際して「紙製品」を制作するに際し、現代の製紙産業が、いかに「環境破壊」の原因となっているかを痛感。その事実は、幼いころから森に親しみ、木々を愛してきた彼女にとって、途轍もなく重かった。

    カヴヤは、現在の製紙産業が、いかに環境を破壊する要因になっているかを知り、「木以外」の廃棄物や植物から、紙を作るべく工場を立ち上げた。

    カヴヤ曰く、68%のセルロース(繊維素)を含む素材であれば、何からでも紙を作ることができるという。

    バナナの茎、コーヒーの殻、大麻(ヘンプ)、亜麻(フラックス)、桑(マルベリー)の茎、周囲にあるテキスタイル工場から出る綿の端切れ……。

    小さな工場で、素人だった彼女が孤軍奮闘、機械を準備し、稼働させている。もちろん、作業には手間がかかるから、商品単価は安くない。しかし、その背景を知れば、紙を大切に、愛おしみつつ使いたくもなる。

    政府や、大企業や、投資家が、彼女のアイデアを吟味し、廃棄物から紙を作るシステムを普及させるべきと、強く思う。

    彼女のブランドには、ミューズ・チャリティバザールにも出店してもらったが、そんなささやかなことではない、社会的影響力の強い機関の支援を受けるべきビジネスだと、強く思う。

    産業革命が起こった時には、すでに製紙の主流が、かつての植物ではなく、「樹木」を主流とするのもに移行していたから、木材パルプを使っての製紙の機械化が進んだのではないかとも察する。

    IMG_6173

    IMG_6251

    今回の訪問は、ミューズ・クリエイションの「チーム・フレックス」メンバーとしても活動してくれている養蚕ボーイズが企画してくれた。バンガロール郊外の養蚕農家支援のため派遣されたJICAの青年海外協力隊隊員2名だ。

    日本の政府開発援助の一環として、インドへ国際協力すべく派遣されている彼ら。ミューズ・クリエイションとしても、また個人的にも、たとえ微力でも、何らかのサポートをしたいと考えている。

    前回の訪問時、手漉き紙の素材のひとつに桑(マルベリー)があると知り、蚕に食べさせたあとの桑の木がたくさん余っているに違いないと思った。養蚕農家との協調が可能ではないかと思ったことから、養蚕ボーイズにカヴヤとコンタクトをとり、訪問することを勧めていたのだった。

    せっかくならば、ミューズ・クリエイションの他のメンバーにも見てほしいと思い、訪問を企画してもらった次第。

    IMG_6268

    IMG_6180

    IMG_6180

    IMG_6180

    結論からいえば、百聞は一見にしかず。わたしがいくらブログにレポートを残しても、そしてそれをたとえ読んでいても、なかなか実感できなかったことが、訪問で開眼した様子が、参加者の感想を見て、手に取るようにわかった。

    以下、参加者からの感想を転載しているので、ぜひとも目を通していただきたい。

    IMG_6186

    IMG_6186

    IMG_6186

    IMG_6186

    【感想01】

    今回のBluecat Paper訪問は、昨今特に話題の環境問題を紙という媒体を通して真剣に考える、とても良い機会になったと感じています。私たちが普段当たり前のように使っている紙がいかに環境に悪いか、どれだけ私たちが環境問題に対して無知であるかを痛感させられました。例えば紙1枚を作るのにも、たくさんの化学薬品と大量の水(なんと4L!)が使われているとお聞きし、活用できる期間を考えるとプラスチック製品と同程度環境に悪いとも言える、という話はとても印象的でした。それと同時に、近年の「紙ストロー導入」の流れは「環境に良い」ものである、と安易に考えていた自分が恥ずかしいです。

    そしてこちらのBluecat Paperでは、普通ならゴミとなってしまう布製品の切れ端や植物の茎等、様々な材料から紙を作っているとのことで、工場内製紙工程の見学も実施させていただくことが出来ました。見学の際に一番感じたことは、Bluecat Paperをはじめたカヴヤさんの、環境問題を解決したいという強い熱意です。上述のように紙づくりには多くの化学薬品と水が使用されますが、カヴヤさんはこの点にも徹底して環境ファーストでこだわり、水は何度もリサイクルして利用、染料も一切使用しない徹底さ。こういった取り組みやそれを形作る強い熱意は生で訪問してこそ感じることができるため、今回の訪問を通して本当に貴重な経験が出来たことを嬉しく思います。

    【感想02】

    先日は貴重な機会を紹介・企画してくださり本当にありがとうございました。白い紙を木から作るために、少なくても80以上のChemicalや有害物質、4lもの水が使われていることに衝撃を受けました。また、Sustainableの意味が、「地球環境に負担をかけない」ということだと私もはっきりと理解できておらず、これまでの日本の教え子達に申し訳ない気持ちにもなりました。

    代表の方の熱意と努力が伝わってきて、このアイデア、事業が発展していってほしいと心から思いました。引き続き連携を取りながら、桑の葉や茎を使用した交流についても検討していきたいと思います。

    【感想03】

    手漉き紙を作られていると知り、興味をそそられ参加したBluecat Paperへの訪問でしたが、それ以上に環境や紙についての現状を全くといって分かっていない自分の無知を痛いほど知る、紙に対する概念がすっかり変わったという日になりました。全く何も知らずとも使える紙…でも知れば1枚の紙を手にする事すら怖くなりました。実際、今日フレッシュライムソーダを頼み、付いてきた紙ストローを使うことができませんでした。

    多くの人たちが環境破壊はしたくない、もうすべきでないと考えているのに、知らない間に環境のバランスを崩しているという現実。無知だという事が1番罪深いのかも知れません。

    端切れやバナナの皮、亜麻、コーヒー豆外殻など、68%以上セルロースであれば、ほぼ紙を作ることができるとのこと。日本でも服飾の大量廃棄は問題で、きっと世界中なにかしらの廃棄問題はあって、それらがうまく組み合わさり世界規模の紙ビジネスになっていって欲しいと切に願います。

    自分としては、紙や環境について、今まで知らなかったことを調べてみたいと思いますし、訪問時に知ったことを含めて周りの人に少しでも伝える努力は怠りたくないと考えています。

    【感想04】

    冒頭の概要説明で、「プラスチック=環境への負荷が高い、紙=環境に優しい」ではなく、「紙も生産の過程で大量の水や薬剤を使用していること」を知り、”Sustainable”の定義について見直すことができました。

    布の切れ端、コーヒー豆の皮、不要な枝など様々な繊維から紙を作る工程は、まだまだ改善の余地があるように感じましたが、インド人男性が紙漉きをする姿や、紙を洗濯バサミで頭上に干して乾燥させている様子には、どこか心があたたまる思いでした。工場全体が穏やかな空間で、カヴヤさんのお人柄によるものかな、とも感じました。

    出来上がった製品については、厚手の紙製品のみの取り扱いかと思いきや、かなり薄く、印刷して使えるような紙もありました。加えて、量産する設備が整えば、木由来の紙よりも低コストとのこと。カヴヤさんの思いとSustainable なTreefreeの紙が世の中に広く浸透しますように、強く思いました。

    見学後にみほさんとお話した中で、「Tree freeの紙製品を選択することがどんな価値を持つのかが一目でわかるようなステッカー」を作るアイデアが出ました。意味がわかると選び方が変わります。また、個人へのアプローチに限らず、Treefreeの紙を選択することが企業の付加価値として認知されるような仕組みが考えられるといいなと思いました。

    小さな一歩として、帰宅後に家族に見学の様子を話して聞かせました。紙を無駄にしないことや購入するものの背景を考えてみることなどを話し合いました。娘の学校では、年に何度か社会科見学で大小様々な企業に見学に行っています。Bluecatpaperでは、大人数では難しいかもしれませんが、ぜひとも子供達にもその取り組みを知ってもらいたい場所だと思いました。ありがとうございました。

    【感想05】

    今回Bluecat Paperを訪問して、今まで考えたことがなかった紙について考える機会になりました。私にとって紙は木から作られるものということは当たり前のことで、それを悪いと考えたことがありませんでした。しかしそれは森林伐採に繋がり、自然環境に負荷をかけています。また製紙時には大量の水が使われます。その水は紙の原料を白くするために使われる化学薬剤と混ざり、大量の汚染水が排出されます。Bluecat Paperでは、木の代わりに使われない布製品や、植物の必要とされない茎や皮の部分を紙の原料とし、水もリサイクルして使用していることに驚きました。

    プラスティック製品が環境に悪いと言われていますが、Bluecat Paperをはじめたカヴヤさんが「プラスティック製品と同じくらい紙製品も環境に負荷をかけている」とおっしゃた言葉が印象的でした。今まで紙を無駄遣いしてきたことを反省しました。環境に負荷をかけない製紙工程によって作られた紙は、これから世界的にもどんどん広まって欲しいものです。どの紙製品も製紙時に薬剤を使っていないため真っ白ではなく、原料となった布や植物の色をしています。それらは一つ一つ違っていて、とても温かみのある製品に見えます。紙が作られるまでの工程を実際に見ることができたのもとてもよかったです。

    IMG_6237

    IMG_6237

    (前回の訪問記録はこちら↓)

    ★プラスチックだけじゃない。「紙」も地球環境に甚大なる負担を与えているからこその

    🐈BLUECAT PAPER

    IMG_6180

    IMG_6258

  • IMG_5409

    第8回ミューズ・チャリティバザール&コンサートは無事、盛況のうちに終了した。

    ご来訪のゲストのみなさま、そして無償でパフォーマンスを提供してくださった方々、ありがとうございました。また、参加ヴェンダー、及びミューズ・クリエイションのメンバー、お疲れ様でした。

    69874265_10217578192543807_3153562522859077632_n

    69874265_10217578192543807_3153562522859077632_n

    ★ミューズ・チャリティバザールの企画書より一部抜粋

    ミューズ・チャリティバザール&コンサートは、ミューズ・クリエイションが主催する年に一度のチャリティバザールで、今年は8回目を迎えます。

    今年のチャリティバザールは、昨年に引き続き、慈善活動にフォーカスします。バンガロールの慈善団体、非営利団体、及びフィランソロピーに貢献するブランドを招待し、テーブルを提供。それぞれの団体が作る手工芸品の販売や、団体の紹介を行います。

    例年通り、ミューズ・クリエイションのメンバーによるヴァラエティ豊かな手工芸品も販売。日本文化の一端をアピールすべく、書道や折り紙などのデモンストレーションも行います。またステージでは、ミューズ・クワイア&ダンサーズをはじめ、外部のミュージシャン、パフォーマーがライヴを行います。

    会場は、昨年と同じくアジア料理店「1Q1 キッチン&バー」のダイニングです。インディアン・エクスプレスの印刷工場だった建物を改築して造られた店内は、アールデコの意匠を反映したエレガントな内装で、高い天井が開放的。市内中心部という利便性の高いロケーションも魅力です。バザール当日は、1Q1からフェスティバル特別メニューも用意されます。

    ★同バザールの収益は、すべて地元の慈善団体への寄付金に充当されます。

    ◎チャリティ・バザール&コンサートの目的

    ・ファンド・レイジング(ローカルの慈善団体へ寄付すべく資金調達)
    ・日本人コミュニティと地域社会との交流
    ・バンガロール在留邦人が慈善活動を行っているというアピール
    ・ミューズ・クリエイションの活動成果の披露
    ・ミューズ・クリエイションのメンバーが学園祭気分を楽しむ

    ■開催場所:1Q1 キッチン&バー
    ■開催日:2019年9月6日金曜日
    ■開催時間: 午前11時〜午後5時
    ■入場料: 100ルピー
    ■集客見込み:約120名(プラス関係者約50名)

    【2019年チャリティ・バザール&コンサートの概要】

    (1) バザール&デモンストレーション

    会場にテーブルを設置し、ミューズ・クリエイションのメンバーによる紙製品、布製品の手工芸品販売、および書道や折り紙のデモンストレーションを実施する。また在バンガロールの慈善団体、非営利団体による手工芸品の販売ほか、活動内容の告知なども行う。

    (2)コンサート/パフォーマンス

    会場のステージにおいて、ミューズ・クワイアによるコーラスほか、ダンス、ピアノ、ヴァイオリンなど、各種パフォーマンスを実施。

    (3) ダイニング(飲食)

    レストランでの開催につき、ミューズ・クリエイションが例年設置してきた「カフェ・ミューズ」はオープンしない。1Q1からはフェスティバルメニューが用意されるほか、通常のアラカルトメニューも注文できる。

    (4) ミューズ・クリエイション活動告知

    ミューズ・クリエイションの活動履歴などを、写真などの展示を通してアピール。バザールの売り上げを含む寄付金の使途先などについても明らかにする。

    69874265_10217578192543807_3153562522859077632_n

    今年は、昨年に引き続き、出店者を慈善団体やサステナビリティ関連のビジネスに特化し、ヴェンダー数を絞り込んでのバザールだった。

    2012年、坂田マルハン自宅を会場にしてのバザールを開始し、毎年実施すること4回。来訪者と関係者を含め、200名近くが出入りするようになったことから、諸々の問題を鑑みて、外部の会場を使うようになった。

    2016年はチャンセリー・パヴィリオンのホール及びプールサイドで、大々的に行った。土曜日実施ということで多くのゲストの来訪が見込まれたが、イヴェントの6日前にカヴェリ川の水の利権を巡るトラブルが発生、バンガロール市内で暴動が起こり、一部で外出禁止令が出るなど緊迫した事態に。

    バザールの実施は危ぶまれたが、開催前日に実施を確定、落ち着かない中の開催だったものの、約200名が来訪した。イヴェント自体は盛り上がったが、しかし、準備や当日のコーディネーションなど、他のメンバーもさることながら、裏方(坂田個人)の負担が大きすぎたことから、翌年は規模を小さく、日本料理店のテラスで実施。

    しかし、搬入や駐車場の問題で、やはり裏方はかなりの奔走を強いられた。インドにおけるイヴェントには、ドタバタはつきもの。予定通りにことが運ぶ方が奇跡である。ゆえに、あらゆる事態を想定してのバックアップと柔軟な対応を心がけてはいるが、毎回、新メンバーが多数参加するイヴェント。なるたけ負担は軽減したいものである。

    狭い会場に、しかし多くのヴェンダーから出店を依頼され、かなり詰め込んだ状態となった。ゲストは昼頃に一気に大挙してやってくるので、一時的には込み合うものの、夕方近くになるとしんとする。常にバランスよくとはいかないものだ。

    諸々を鑑みた結果、プライヴェートなビジネスのヴェンダーから出店料を取っての参加はすべて取りやめ、慈善団体やNGO/NPO、フィランソロピーや環境問題に取り組むブランドのみを対象に、無料でのテーブル提供に移行したのだった。

    「NGOとしてのミューズ・クリエイションらしさ」をアピールすべく、規模縮小であると同時に、当日は30名以上を超える参加となるミューズ・クリエイションのメンバーが、それぞれ買い物をしたり、ゲストやヴェンダーと交流したり、あるいはステージ・パフォーマスンを楽しむ時間を持つためのイヴェントへの移行である。

    出店者には無料でテーブルを提供したので、バザール全体の利益は減った。しかし、微力ながらも、慈善団体に商品販売や活動告知の場を提供できたことは、意義があったと思いたい。

    来訪者は昨年とほぼ同数の108名、関係者含め160名程度。午後になり大雨が降ったのも理由なのか、閉会間際には客足が途絶えたのは残念だったが、会場の雰囲気はよく、ステージプログラムもほぼ間断なく続いた。

    毎年、それぞれに、それぞれのよさや反省点があるバザール。なにはともあれ、無事に終了し、関係者はみな笑顔で去って行った。有意義な1日だったと思う。

    69821972_10217584218934463_6985664178371428352_n

    69821972_10217584218934463_6985664178371428352_n

    69821972_10217584218934463_6985664178371428352_n

    69821972_10217584218934463_6985664178371428352_n

    69821972_10217584218934463_6985664178371428352_n

    69821972_10217584218934463_6985664178371428352_n

    バザールの前日と前々日はSTUDIO MUSEをオープン。参加可能なメンバーが集まって、当日の準備。クワイアやダンサーズも、最終調整に余念がない。

    IMG_5338

    今回は、メンバー有志で「ダンシングヒーロー盆踊り」(愛知県限定の伝統)を行うことになったので、場を和風に盛り上げるべく、浴衣をお持ちのメンバーには浴衣姿で参加してもらった。特に日本人以外のゲストに好評だったようだ。

    IMG_5338

    IMG_5338

    ミューズ・クリエイションの活動に興味を持つインド人女性も、助っ人で参加してくれた。

    IMG_5338

    IMG_5338

    IMG_5338

    坂田はといえば、バザールの6日前に帯状疱疹を発症。ドクターからは安静を命じられていたが、幸いなことに軽症で、あまり痛みもなく、少しばかり倦怠感がある程度。だからといって無理をしてはいけないので、極力動かないように努力していたが、それはとても、難しい。

    ステージ脇に椅子を設置して、マイクで皆を指示しようと思っていたが、途中からはなし崩しで歌やダンスなど……。安静は、難しい。

    IMG_5338

    IMG_5338

    IMG_5338

    IMG_5338

    IMG_5313

    IMG_5313

    ◎CoCraftoon:養蚕農家を支援する青年海外協力隊スタッフによる繭の小物販売。ミューズ・クリエイションも彼らの作品作りに協力、狭いながらもテーブルを提供した。

    IMG_5394

    IMG_5394

    IMG_5394

    IMG_5394

    IMG_5280

    ◎One Billion Literates:貧困層の子ども教育支援

    IMG_5280

    ◎Daily Dump:コンポスト関連商品の販売とゴミ問題啓蒙サーヴィス

    IMG_5280

    ◎Nature Alley:カディなどインドの伝統的なテキスタイルを用いた衣類

    IMG_5280

    ◎Madhubani Painting:インドの伝統的絵画マドゥバニアートの作品

    IMG_5342

    IMG_5342

    ◎Bluecat Paper:木材を使わないアップサイクルな手漉き紙製品

    IMG_5342

    IMG_5342

    ◎Joy@work:ホワイトフィールドの貧困女性職業支援。手工芸品販売

    IMG_5342

    IMG_5342

    ◎Ashwini Trust:貧困層の女性たちによる手づくり買い物バッグ

    IMG_5481

    IMG_5481

    IMG_5481

    ◎書道と折り紙のデモンストレーションのコーナーも設置。

    IMG_5400

    ◎極めておいしそうな天丼!

    IMG_5400

    IMG_5400

    IMG_5400

    IMG_5400

    IMG_5400

    IMG_5400

    ◎メンバーが交代でゆっくりランチを楽しむ時間がとれたのも、とてもよかった。

    IMG_5474

    ◎1Q1のダイニングは広々としているので、長居できるのも魅力。

    80336937-a7c6-4302-b673-08854561ebf8

    ◎ミューズ・クワイア。今回は「世界に一つだけの花」「パプリカ」「ラベンダーズ・ブルー」「365歩のマーチ」を披露。ヴァラエティに富んだ旋律が好評だった。

    B475331c-6d36-4545-a4ae-814e2fcd54d8

    80336937-a7c6-4302-b673-08854561ebf8

    ◎ミューズ・ダンサーズ。まずはPINGAを披露。

    IMG_5388

    ◎ミューズ・ダンサーズ。2曲目はAIRA GAIRA。

    B475331c-6d36-4545-a4ae-814e2fcd54d8

    ◎ミューズ・ダンサーズの4人で、今回も千本桜を披露。初挑戦のメンバー、特訓お疲れさま!

    IMG_5416

    IMG_5416

    IMG_5416

    ◎バザールに音楽会と、毎度、場を盛り上げてくださるボリウッドBLRのパフォーマンス。オリジナルの衣装も華やかに、すばらしいダンスだった。

    IMG_5438

    IMG_5438

    ◎ピアノ、ヴァイオリン、そしてオーボエ(奏者はコリアン女性)によるトリオ。プロフェッショナルな演奏を間近に経験できることの醍醐味! バザールは、音楽祭のときのように、演奏に集中してもらえないのが、少々残念ではある。

    IMG_5438

    ◎ピアノ演奏。リストの「愛の夢」。

    IMG_5438

    ◎メンバーによる琴の演奏。繊細な音色だけに、これもまた、静寂が欲しかった。

    IMG_5438

    ◎メンバーによるユニット。ほのぼのと、ウクレレの旋律、やさしい歌。

    IMG_5448

    ◎フローズン・ミューズは、You Raise Me UpとFrozen(生まれてはじめて)を披露。坂田、帯状疱疹もあり、コスチュームの変更、今回は見送った。

    本当は出演予定だった常連のメグ&ミラクルズ。7歳になるメグは、毎回出演を楽しみにしてくれているのだが、今回あいにく風邪でダウン。時間があいたので、ピアニストのメンバーに伴奏を頼んで、メグの代わりに歌う。

    井上陽水の「少年時代」と「いのちの名前」。どちらも、夏の終わりをしみじみと感じさせる、いい歌。自分で歌いながら、感極まる。おめでたい。

    IMG_5512

    そして「ダンシングヒーロー盆踊り」!

    IMG_5507

    マイハニーも参加。

    IMG_5527

    IMG_5527

    ◎そして打ち上げ! お疲れさまでした! ビールを飲み干したいところだが、帯状疱疹中につき、フレッシュライム・ソーダで乾杯! インドでは一般的なこのドリンク。しぼりたてのレモン汁にソーダを加え、好みでシロップ(砂糖)か塩を加えてもらえる。わたしはシロップをセパレートで注文して、このみの味付けにする。

    IMG_5527

    IMG_5527

    ビールがなくても、だいぶ、普通に、盛り上がれた。今年も無事に終了して、本当によかった。みなさま、お疲れさまでした。

  • 69080000_10217519218309488_8047040185935855616_o

    69080000_10217519218309488_8047040185935855616_o

    69080000_10217519218309488_8047040185935855616_o

    69080000_10217519218309488_8047040185935855616_o

    バンガロール郊外にある日本企業による総合病院、SAKRA WORLD HOSPITALからのご依頼を受け、今日は、ミューズ・クリエイションのメンバーとともに同院を訪問した。ミューズ・クリエイションでは、基本的に非営利の慈善団体を訪問するのが常である。病院とはいえ私企業。どのような名目で訪問すべきか、事前に相談へ伺った際、ミューズ・クリエイションに寄付金を託していただくということで、実施の運びとなった。

    まず最初に小児科の待合室へ。ここで、来院している子どもたちと折り紙や塗り絵、魚釣り遊びなどをする。とはいえ、そもそも体調不良で病院を訪れている子どもたち。元気に遊ぶというわけにはいかない。カブトを折って被せてあげたり、鶴を折って渡したりと、あまり負担がかからないような遊び方だ。

    70238932_10217519222389590_6398284330711384064_o

    わたしは一隅で、書道短冊を担当。名前を当て字で漢字にするのだが、これは毎度、人気がある。子どもたちよりもむしろ、病院のスタッフが「ぼくも」「わたしも」という感じで次々とやってくる。娘の分も、息子の分もと、一人で2、3枚、申請してくる人もいる。それはそれで、文化交流。楽しい。

    小児科で1時間ほど過ごしたあと、リハビリテーション病棟へ赴く。ここは、事前に訪問した際に見学させていただいたのだが、同院のリハビリテーション施設は、南インドで最も先端の設備を擁し、専門技術を持ったスタッフが常駐しているとのことである。

    通常は機具類が置かれているその広々としたスペースが、我々のために広く開けられ、スタッフの方々によってセッティングされていた。ミューズ・クリエイションで持参したキーボードやマイク、スピーカーなども、日本人スタッフの方々がほとんどセットアップしてくれていて感嘆する。

    69522944_10217519224709648_591277075214630912_o

    69522944_10217519224709648_591277075214630912_o

    69522944_10217519224709648_591277075214630912_o

    リハビリテーションを受ける患者さんとその家族、そして看護スタッフ……と、ミューズ・チャリティバザールよりもむしろ大勢の観衆に見守られつつ、広々としたステージでのパフォーマンスである。歌は、You Raise Me Up、パプリカ、Hail Holy Queenを、ダンスはPinga、千本桜を披露。人気を博したボリウッド映画で使われたヒットソングPingaは、イントロが流れた瞬間から、いつものように歓声が上がる。

    そして、ピアニストであるメンバーが披露してくれた「For Tomorrow」。この曲がまたすばらしく、みな、聞き入る。

    パフォーマンスの様子は、同病院のFBにアップロードされている。

    すべてのパフォーマンスを終え、記念撮影をしたあと、「MIHO!」と声をかけられた。

    一瞬、彼女がなぜここにいるのか、わからなかったが、傍の椅子ベッドに横たわる彼女の夫を見て、瞬時に悟った。わたしの親しい友人の、そのまた親しい友人夫妻。彼らとは、パーティやイヴェントなどで、何度か顔を合わせていた。我が夫は、彼と親しくしていた。

    1カ月ほどまえ、彼が脳梗塞で倒れ、意識不明のままだと話を聞いていたが、まさか、今日ここで再会することになるとは、思いもよらなかった。つい最近、転院したという。

    予期せぬ再会に、言葉が出ず、彼女を抱きしめる。そして彼女の許可を得て、彼の手にも、触れる。なんの反応も、ない。衝撃を受けて動揺するわたしに、彼女はささやかな笑顔で、「とてもすばらしい時間だった。ありがとう」と言ってくれた。……涙。

    もしもパフォーマンスの前に彼女に声をかけられていたら、あんな和(にこ)やかに、歌ったり踊ったりできなかった。感情移入をしすぎるのもよくないのだ……ということを、今日は学んだ。

    ホスピスを訪れたときにも痛感したことだが、患者さんの苦悩もさることながら、取り巻く家族、身内の苦しみは、いかばかりか。日々、辛い現実と向き合う中、素人の集まりながらも、わたしたちの披露が、ほんのひとときでも、気分転換の一助になったとしたら、幸甚だ。

    69445061_10217519226189685_1890675918305755136_o

    千々に乱れつつも、SAKRA WORLD HOSPITALの方々に招かれて、同院近くにあるノボテル・ホテルのレストランへ。このレストランは、ミューズ・クリエイション結成直後、初めて慈善団体を訪問した際、打ち上げランチをした場所である。あれから7年。のべ220名ものメンバーと、いくつもの場所を訪れてきた。一人では経験することのできない、かけがえのない時間を積み重ねてきたのだと、改めて思う。

    「また来てください」と言ってもらえる場所があるというのは、幸せなことだ。

    若いころのわたしは、遊牧民とか、ジプシーとかに、憧れた。だいぶコンセプトは違うけれど、楽器や音響を携えて、我々はフレキシブルに、東西南北の人となりて、これからも、望んでもらえる場所へ赴こうと思う。

    思うところ多く、綴るに尽きぬ、今日は本当に意義の深い一日であった。関係者各位、ありがとうございました。

  • 68852214_10217468753807907_1570258112345014272_o

    68852214_10217468753807907_1570258112345014272_o

    ミューズ・クリエイションでは、創設時から折に触れて実施していたサリー・ランチ。

    『インドのテキスタイルとサリー講座』を受講してもらった後、実際にショッピングツアーに出かけ、その流れで仕上がったサリーを着用してランチを楽しむというのが定番だった。

    6年前、最初に実施したのは、サリーを着用して「写真映え」するロケーションが多いタージ・ウエストエンドだった。以来、オベロイ、リーラ、ITCウィンザー……と、バンガロールのラグジュリアス・ホテルを巡回するように行っては、館内の随所で写真撮影。過去の写真を振り返れば、懐かしいメンバーの艶やかな姿が見られて懐かしい。

    http://www.museindia.info/museindia/mc02c.html

    しょっちゅう実施している気がしていたが、気がつけば最後のサリーランチは1年以上前。メンバーからやりましょうとの声があがり、今回は小人数ながらもITCウィンザーに集合。英国統治時代の面影を漂わせるコロニアル建築の館内は、雰囲気のよいポイントが随所に。前回から採用しているところの「雑誌の誌面風」シチュエーション作りをしての撮影が楽しい。

    ホテルマンがフレンドリーに「撮りましょうか」と声をかけてくれるのも、うれしいところ。早めに到着したメンバー2名、すでにサリーが着崩れていたらしいのだが、その姿を見かねた女性スタッフが、奥の部屋にいざなって、いちから着つけ直してくれたらしい。親切な人たちだ。

    わたしは、みなが明るい色合いのサリーを着るだろうからと敢えてブルー系を選んだのだが、同じように考えている人が他にもいて、全体にブルー&グリーン。それでも、調度品の雰囲気とマッチして、とてもいい感じだ。

    ランチは南インド料理店で。優雅な雰囲気の店内で、しかし南インドのローカルな定食「ミールス」を味わう。久しぶりに、おいしい。食後はカフェテリアでサウスインエィアンコーヒーのデコクションを。いい午後だった。

    68765707_10217468754127915_7792098774150545408_o

    68765707_10217468754127915_7792098774150545408_o

    68765707_10217468754127915_7792098774150545408_o

    68765707_10217468754127915_7792098774150545408_o

    68765707_10217468754127915_7792098774150545408_o

    68765707_10217468754127915_7792098774150545408_o

    68765707_10217468754127915_7792098774150545408_o

    68765707_10217468754127915_7792098774150545408_o