
『日印こども壁画交流プロジェクト』の日本チーム来訪まで、あと1週間となった。こども7名、大人4名。一行がバンガロールに滞在するのは9日間。到着翌日のベンガルール国際空港ターミナル2(緑とアート、サステナビリティとテクノロジーが調和したすてきな新空港)の見学にはじまり、5日間にわたる壁画制作、そして完成式典を兼ねた「日本まつり」の準備に夢中の日々だ。
会場となるEKYAスクールByrathi校を訪れるたび、生徒たちがフレンドリーに「こんにちは」と挨拶をしてくれるなど、彼らがプロジェクトを歓迎してくれていることが伝わってくる。先日は、生徒たちが「日本」をテーマに制作した課題が壁に掲示されているのを見た。
日本の本の読書感想文。日本の食事とインドの食事の比較。神聖なる建築物の対比。ひらがな、カタカナ、そしてここカルナータカ州のローカル言語である「カナラ語」の比較表など……。
それらがすべて、手書き、手描きで一生懸命、作られているのをみて、強く心を打たれた。AIに人間力を奪われそうなこれからの時代、日頃から「手作業」をも尊び、人間の個性を育む教育が求められると確信しているわたしにとっては殊更に、なんとすばらしい学習機会の提供だろうと感じ入った。
学校全体が、日本を歓迎し、日本を知ろうとしてくれていることが伝わってきて、とてもうれしく思う。
今回、壁画を描くインドのこどもたちは、24名が選出されている。事前にこちらからテーマを提示して、50名を超えるこどもたちに絵を描いてもらった。それらを日本に送り、絵画指導をする西森禎子氏に24名を選出してもらった次第。彼らを中心に、しかし選ばれていないこどもたちにも、少し絵を描いてもらう時間を提供する。
実は、こどもらの絵、それに対する説明を読んで、学ぶこと、知ることが多く、すでに感銘を受けていた。ゆえに、「日本まつり」ではすべての絵と説明文を展示するアートギャラリーも設置する。
わたしが当初、思い描いていた、「こどもたちが未来、異文化の相互理解を深めるような活動になれば……」との願いが、準備の過程において、すでにもう実現している。
書きたいことは募るが、ひとまずは写真をシェアするにとどめる。
……と思ったが! 今、こどもが描いている The Mirror of Matsuyama って何だ? と調べたら……。松山鏡(まつやまかがみ)という古典落語の演目の一つだという。しかも原話は、古代インドの民間説話を集めた仏典からきているとのこと。なんと!
すでにこどもの発表に、新たな日本とインドのつながりを教わっている!













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