
バスルームズの改装工事に伴い、日中はほぼ引きこもっていたこの1カ月余り。もう、これ以上、外出を控えるのは嫌すぎる。轟音、騒音、絶大なる埃のプロセスは収束傾向にあり、最後の仕上げ段階に入りつつあることから(しかし、ここからが、長い!!)、現場監督はドライヴァーに任せ、わたしはタクシーで外出だ。
壁画交流プロジェクトまで1カ月を切り、そろそろ本気出しての準備にかからねばという段階。やることは数多あるが、2012年の創設以降、ミューズ・クリエイションで数々のイヴェントを実現した経験値を生かしつつ、プランニングやマネジメントを行っている。わたしを含め、30名近い実行委員が集まってくれたのは心強い。ただ、かつてと異なるのは、毎週金曜日にメンバーと集い、顔を合わせていたSTUDIO MUSEという場がないこと。現在は、ほぼすべてをWhatsAppグループを利用してやりとりしている。
逆にいえば、このWhatsAppグループ機能がなく、かつてのようにEメールでのやりとりだったら、スピード感が劣るし、既読か否かもわからず、同じような段取りでイヴェントを実現できたかどうかあやしい。そう思うと、テクノロジーに感謝である。
月曜日は壁画交流プロジェクトの会場となる市街北部、EKYAスクールByrathi校へ赴き、キャンバスとなる壁の塗装準備を確認する。浅いスカイブルー。ここに子どもたちの絵が描かれる。準備は着々と進んでいる。学校の先生方も、訪れるたびに話が弾み、このプロジェクトが今回に留まらぬ、未来に繋がることを実感させられる。
EKYAスクールByrathi校を出た後は、進路を南へ。バンガロールへ来訪されている笠井亮平さんとランチをご一緒するために、久々にバンガロール・クラブへ赴く。『インド独立の志士「朝子」』はじめ、インド、南アジアに関するご著書や翻訳本を精力的に出版されているスペシャリストだ。笠井さんとは2022年に初めて東京でお会いして以来、バンガロール、東京、福岡……とお会いしてきた。その度に話題が尽きず、旅情もまたかき立てられる。インドに20年暮らしていても、まだまだ未知の世界の方が圧倒的に多く、いつものように「人生が足りない……」と思わされる。
話題はインドにとどまらず。今回は「20世紀前半まで」で終了。次回を楽しみに!
英国統治時代の面影そのままの、コロニアル風情漂うダイニングにて。わたしはシーフードミールス(定食)を、インド風中国料理もお好きだという笠井さんは、チャイニーズを注文されていた。食の歴史もまた外交史に結びつくわけで、これにまつわる話も面白く、インド独自の中国料理世界も深い。わたしは今回、バンガロール・クラブのシーフード・ミールスを初めて食べたが、地味な見た目とは裏腹に、非常においしかった。ご飯が多いな〜と思いつつ、完食。
日本でいうならば「昭和っぽい」メニュー構成で、チャイニーズにせよ、洋食にせよ、懐かしさをそそるものばかり。デザートは、やはり昔ながらの「カスタード・プリン」を注文。この、高温で蒸したせいで「鬆(す)」が入った見栄えの悪いカスタード・プリンこそが、懐かしの姿なのだ。ちなみに、蒸し器の湯が90℃を超えない温度で蒸すと、鬆は入りません。![]()
水色の壁を見た後に、再びの水色の壁。ひまわりが映えて美しい。バンガロールは涼風が吹く季節、思えば日本は盛夏なのだな……と余韻に浸って帰宅すれば、未だ、ブルーシートに覆われた我が家。このブルーはうれしくない。来週には、解放されることを願いつつ![]()









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